
毎日使うランドセルだからこそ、できるだけ軽く、背負いやすいものを選びたい。そんなご家族さまの声にお応えして、軽量で安心してお使いいただけるランドセルを厳選しました。2026年度ご入学のお子さま向けに、人工皮革や牛革の素材別に、軽さと耐久性、収納力のバランスが取れたモデルをご紹介します。
「軽さ」はランドセル選びにとって大切?
「軽いランドセルはどれですか?」店頭へランドセルを選びにきたお客様からよくいただくご質問のひとつです。
小学校の授業内容が年々充実するなかで、教科書やノート、タブレットなど、持ち帰る荷物もどんどん増えてきました。幅のあるファイルや水筒などもしっかり収まる設計は、日々の使いやすさに直結します。教材の幅や厚みも増し、大容量で収納力に優れたランドセルが求められる一方で、毎日背負うものだからこそ「軽さ」への関心も高まっています。厚みのある教材が増えたことで、ランドセルに入れる荷物も重くなり、最近では「ランドセル症候群」という身体への影響を心配する声も聞かれます。少しでも身体への負担を軽減できるよう、「なるべく軽いモデルを選ぶこと」は、今やランドセル選びに欠かせない視点のひとつです。
小がらなお子さまでも安心して背負える
ご入学当初の小学生は、まだ身体が小さく、筋力も発達していく途中です。毎日使うランドセルだからこそ、「少しでも背負いやすくて負担が少ないものを」と考えるご家庭も多いのではないでしょうか。
特に小柄なお子さまや、通学に時間がかかる地域にお住まいのご家庭にとっては、「軽さ」がランドセルを選ぶ上で大切なポイントのひとつ。階段の上り下りや長い通学路では、たった数百グラムの違いでも体感としてはさらに大きく感じられます。軽量タイプのランドセルは、まだ体が小さなお子さまでも無理なく背負いやすく、初めての通学にも安心の選択肢です。
軽さだけじゃない!お気に入りも大切に
ランドセル選びでは、軽さや機能性ももちろん大切ですが、お子さまの「これがいい!」という気持ちも尊重したいですよね。数多くのランドセルの中から、たったひとつを選ぶ経験は、お子さまにとっても大きなステップ。自分で決断することで愛着が芽生え、「ものを大切にする」心を育んでくれるとわたしたちは考えています。
実際にランドセルを選ぶときには、軽さだけに注目するのではなく、お子さまの体格や通学距離、好みの色やデザインなど、さまざまな視点から総合的に判断することが大切です。そのなかで「軽さ」が安心材料のひとつになる——そんな選び方が、今ではスタンダードのひとつとなっています。
ランドセル「軽さ」の2つの視点

数字でわかる軽さ = 重量
ランドセルの軽さを知るうえで、まず注目したいのが本体の重量(グラム数)です。人工皮革のランドセルは、牛革やコードバン素材と比べておよそ100g〜200gほど軽量です。数字でみても、背負うお子さまの負担が少ないことがわかります。
最近では、990g前後の超軽量モデルをはじめ、1キロ以下のランドセルを開発するブランドも見られるようになりました。軽さに注目した選択肢がますます広がる一方で、実際に背負ったときにどう感じるかも、ランドセル選びでは見逃せない大切な視点です。
背負って感じる軽さ = 体感重量
同じ重量のランドセルでも、実際に背負ってみると「軽く感じる」ものと「少し重たく感じる」ものがあることをご存知でしょうか?それは、ランドセルの設計や構造によって「体感重量」が左右されるために生じます。
鞄工房山本はこの体感荷重にも着目し、以下の工夫から重さを感じにくい背負いやすさを実現しています。
- 立ち上がり背カン
- 重心を高い位置で保つことで、長時間背負っていても疲れにくい設計。より理想的な姿勢をサポートします。
- クッション性のある背当て
- 凹凸のある2種類の厚さのクッションを用いることで、背中や腰にかかる負担をやわらげます。
- ゆるやかなカーブを描く肩ベルト
- 身体の構造に沿う形で設計された、フィット感の高い肩ベルト。重さを分散させ軽く感じるとともに、チェストベルトがなくとも肩からずり落ちる心配がありません。
体感する軽さは、数字だけではわからない大切なポイント。実際に背負ってみて「軽い」と感じられることが、長く使うランドセル選びでは重要な役割を担っています。
鞄工房山本 背負いやすさの工夫 について、くわしく知りたい方はこちら
ランドセルを選ぶ際に確認すべき軽さ以外のポイント
ランドセルは6年間毎日使うものだからこそ、素材の違いや耐久性、収納力といった視点も欠かせません。軽さを求めすぎると、耐久性の面では心配です。鞄工房山本では、軽さと耐久性を両立したバランスを目指してランドセルをお作りしています。
お子さまにとって使いやすく、ご家族にとっても安心できる一品を選べるよう、軽さ以外にもチェックしておきたいポイントをわかりやすくご紹介します。
素材
ランドセルの素材には主に「人工皮革」「牛革」「コードバン」の3種類があります。近年ではどの素材も軽量化が進み、防水性やお手入れのしやすさも6年間安心して使える水準を満たしています。そのなかでも、人工皮革は最も軽量かつリーズナブル!本記事でご紹介する最軽量モデルも、軽量人工皮革を使用しています。牛革は、自然な風合いとキズの目立ちにくさ、背負ったときの安定感が魅力。重さの差も人工皮革と比べて80〜200g程度に抑えられています。コードバン(馬革)は「革のダイヤモンド」とも呼ばれる美しさと堅牢さが特長。強度は抜群ですが、素材の特性上やや重さがある点には留意しましょう。
耐久性
6年間、毎日使うランドセルだからこそ、「どれだけ長く安心して使えるか」は大切な視点です。縫製の丁寧さや、素材・芯材の強度、防水性などが耐久性に大きく影響します。人工皮革は「加水分解が心配」といった声もありますが、ランドセル用に使われるものは素材メーカーによって10年保証されているものが採用されており、安心してお使いいただけます。また、万が一のトラブルに対応してくれるアフターサービスの充実度も重要です。修理のしやすさやサポートの丁寧さは、購入後の満足度を大きく左右するといえるでしょう。
鞄工房山本のランドセルの耐久性について、くわしく知りたい方はこちら
鞄工房山本の6年間サポートについて、くわしく知りたい方はこちら
容量
年々荷物が多くなりがちな今の小学生にとって、ランドセルの容量は見落とせないポイント。A4フラットファイル対応やマチ幅12cm以上の広さはもちろん、タブレット端末や習字セットなどの学用品もすっきり収納できる設計が理想的です。荷物をひとつにまとめられると両手が空き、安全な通学にもつながります。ポケットの使いやすさや出し入れのしやすさ、試着時のフィット感など、細かな部分までチェックして選ぶのがオススメです。
鞄工房山本のランドセルの容量・デザインについて、くわしく知りたい方はこちら
最軽量モデルおすすめ2選(1200g以下)
強度や性能はそのままに、これまで以上に軽さが際立つ軽量人工皮革を採用したモデルが登場しました。背負ったときの軽やかさや、肩ベルトのやさしい肌当たりをぜひ体感してみてください。すこしでも軽いランドセルをお探しの方におすすめです。
1. マカロン(軽量人工皮革)1,180g前後
マカロン(軽量人工皮革)
1,180g前後 | 4色展開
74,900円
スイーツのように可愛らしいランドセル。ポップでふんわりとした淡い色使いと、コロンとした愛らしいシルエットが特徴です。カラフルな水玉内装や、大マチのクリスタルガラスなど、随所にかわいらしさが光ります。
2. ドゥ・アンジェール(軽量人工皮革)1,180g前後
ドゥ・アンジェール(軽量人工皮革)
1,180g前後 | 5色展開
74,900円
リボンを描いたデザインステッチで、スイートな可愛らしさを表現したランドセル。優しいパステルカラーの内装は心ときめくキュートな水玉のデザイン。
人気の軽量ランドセル2選(1,300g以下)
天然牛革と見分けがつかないほどの高品質でありながら軽い人工皮革を採用。表面のラミネート加工により傷に強く、防水性もばっちり。マットで落ち着いた仕上がりが特長です。カッコよさが際立ち、さらに価格帯も抑えられるモデルをご紹介します。
3. レイブラック・ノイ(人工皮革)1,280g前後
レイブラック・ノイ(人工皮革)
1,280g前後 | 6色展開
69,900円
男の子に一番人気のこだわりオールブラック仕様。かぶせの縁やステッチに使ったアクセントカラーが映える、アクティブなお子さまにぴったりなモデルです。
4. ブラウニー・ノイ(人工皮革)1,280g前後
ブラウニー・ノイ(人工皮革)
1,280g前後 | 6色展開
69,900円
個性的ながら上品なバイカラー。ブラウンのステッチが輪郭を引き締め、豊かな個性をのぞかせます。こだわり派でおしゃれなお子様にぴったりです。
軽さも素材もこだわりたい方へおすすめのランドセル2選
スッキリとした見た目のキューブ型ランドセルをご紹介。牛革でのキューブ型は技術的に難しく、つくり手のこだわりを感じさせます。前締めベルトをなくすことで、本革ながら軽量モデルを実現させました。
5. ユニ(牛革)1,360g前後
ユニ(牛革)
1,360g前後 | 9色展開 | リメイク対応
84,900円
「好きな色のランドセルを、自由に選んで欲しい」。そんなつくり手の願いから生まれたシリーズ。お子さまの自由な感性を引き出す、豊富なカラーバリエーションをご用意。正統タイプのシンプルなシルエットは、飽きのこないユニバーサルなデザインです。
6. ニュー・アンティーク(牛革)1,360g前後
ニュー・アンティーク(牛革)
1,360g前後 | 7色展開 | リメイク対応
84,900円
クラシックなカラー展開。かぶせ(ふた)のカシメとポケットに重厚感のあるブロンズ調金具を採用することで、より大人っぽく落ち着いたデザインに仕上がりました。
軽すぎるランドセルをつくらない理由
「できるだけ軽いランドセルを」と考えるのは、ご家族の自然な思い。特に小柄なお子さまや、登下校に時間がかかるご家庭では、「軽さ」がランドセル選びのひとつの安心材料になります。しかし、軽さだけを優先した設計には、注意が必要な場合もあります。たとえば、革を極端に薄くしたり、強度が十分でない芯材を使用すると、確かに数字上の軽さは実現できますが、そのぶん背負い心地や丈夫さに影響を及ぼすおそれをはらみます。
鞄工房山本では、「6年間、安心して毎日送り出せること」を大切にしながら、軽さと耐久性のバランスを徹底的に追求しています。そのため、数字の重量だけにとらわれるのではなく、「軽く感じる工夫」を日々研究し、設計に取り入れています。実際に、肩ベルトや背クッションに工夫を凝らしたランドセルを手にとっていただくと、その背負いやすさや軽やかさに驚かれる方も多くいらっしゃいます。
ランドセル選びで本当に大切なのは、お子さまにとって負担が少なく、快適に背負えること。購入を検討する際は、デザインや軽さだけでなく、実際に背負ったときのフィット感や素材の特長にも注目してみてくださいね。
最軽量ランドセルについてのまとめ
ランドセルの軽さは、お子さまの毎日を快適にするためには欠かせないポイントです。さらに、素材や耐久性、容量といった視点もふまえて選ぶことで、頼もしい6年間の相棒になってくれるでしょう。本記事でご紹介したように、数字の軽さだけではなく、背負いやすさやお気に入りの気持ちも大切に、6年間をともにするランドセルを探してみてくださいね。
鞄工房山本では、軽さと収納力、そしてお子さまの個性に寄り添うスタイルの多様さを兼ね備えたモデルをご用意しています。奈良本店・銀座・横浜・梅田の直営店4店舗のほか、ランドセルのレンタルサービスもご用意しています。ご注文の前に、ぜひ実際に見て、触れて、背負って、違いを体感してみてください。