進化を遂げる工房系ランドセルの特徴とおすすめポイント

デザイン性ランドセル

今回は、ラン活中の方に向けて「工房系ランドセル」の特徴や、どんな方におすすめかを解説させていただきます。

一生に一度のランドセル選び。お子さまにとって1番と思えるランドセルを持たせてあげたい。そんな親心から、熱心にランドセル選びをされる方々が多く、「ラン活」は日本の文化の一つになりつつあるのではないでしょうか。


現在、日本には数多くのランドセルメーカーがあり、豊富な選択肢の中から自由に選ぶことができます。ランドセルに何を求めるかはご家族それぞれ異なり、正解は一つではないからこそ、どんなランドセルを選べば良いか迷ってしまいますよね。今回のよみものが、皆さまのランドセル選びの一助となれば幸いです。

店舗のランドセル

工房系ランドセル・量産系(メーカー系)ランドセルとは?

ランドセルメーカーをジャンル分けした場合、鞄工房山本は「工房系」と呼ばれています。それに対して、大手メーカーなどは「量産系(メーカー系)」と呼ばれ、量販店や百貨店などで多く取り扱いをされています。

一貫製造体制

ちなみにこのジャンル分けは、ランドセル業界が制定したものではなく、ラン活ブームが到来した頃からWeb媒体などで紹介されるようになった分類です。

各ジャンルの特徴を簡単にまとめてみました。

ジャンルの特徴

続いて、詳しく説明していきます。

工房系ランドセルの特徴

作り方

職人が丁寧に作る上質なランドセルで、一つひとつのランドセルと向き合う時間が長く、細部までこだわって作られている。

ランドセル
鞄工房山本やコバ塗り(写真左)やキザミ(写真右)など、鞄業界での伝統的な技術をランドセルに取り入れています。

どんなランドセル?

牛革などの天然皮革のランドセルを取り扱っているメーカーも多い。牛革などは加工が難しく、高い技術が必要とされる。上質な素材を活かしたシンプルなデザインが多い。

ランドセル
鞄工房山本では、コードバン・牛革・人工皮革のランドセルをお作りしています。

購入時期

生産本数が比較的少なく希少性が高いため、人気モデルは早々に売り切れることもある。

量産系(メーカー系)ランドセルの特徴

作り方

生産性に特化している。効率良くランドセルを作り、安定した供給を行っている。

どんなランドセル?

人工皮革ランドセルがメインで、軽さを重視したモデルも多い。お手頃価格なランドセルもある。トレンドに合わせた豊富なバリエーションを展開している。

購入時期

大量生産をしているから、比較的いつでも買いやすい。

というのが大まかイメージです。「工房系」「量産系(メーカー系)」ランドセルについて少しお分かりいただけたのではないでしょうか。

工房系ランドセル・量産系(メーカー系)ランドセルはどっちが良いの?

ラン活ブームの到来と共に、各ランドセルメーカーは切磋琢磨し合い、製品開発やデザイン開発が白熱しています。

古き良きを大切にしてきた工房系ランドセルメーカーは、機能性では量産系ランドセルメーカーよりも一歩遅れていたイメージでしたが、現在はどのメーカーも背負いやすさなどの機能性の向上に積極的に取り組んでいます。

ランドセル

実際に、ここ近年では工房系と量産系・メーカー系というようなジャンルにこだわらずランドセルを比較・検討されるお客様が増えて来たように感じられます。ランドセルメーカー全体で「デザイン」「機能性」「価格」「ブランドコンセプト」などの観点でランドセルを探される方々が多いようです。

「工房系」「量産系(メーカー系)」のどちらが良いか一概に判断するのは難しいですが、例えば

  • 購入される時期(早い時期に買うのか、完売を気にせずゆっくり選ぶのか)
  • 気に入ったデザインがある
  • 気に入った機能がある
  • ブランドコンセプトに共感した
  • 価格がちょうど良い

というようなところをポイントにしていただくと、各社の比較がしやすいと思います。

工房系と呼ばれる鞄工房山本ランドセルの特徴は?

「工房で一つひとつ丁寧に作っている」

鞄工房山本の特徴で特出すべきは「工房で一つひとつ丁寧に作っていること」。
最高品質のランドセルをお届けするために、鞄工房山本では創業以来、一枚の革選びから始まる数百もの製造工程を奈良の自社工房で手がけています。実は、ランドセル業界をはじめとする鞄業界は、作業の委託や分業が多い業界です。そんな中で、全ての工程を社内で行っているのは非常に珍しい会社です。

一貫製造体制

そして、実際にランドセルをご覧いただいた方々の1番の印象は「しっかりしている」「高級感がある」ということではないでしょうか。手間を惜しまず細部まで丁寧に作り上げているからこそ、そのような印象をお持ちいただけるランドセルが出来上がります。

キザミ

「天然皮革ランドセルの種類が豊富」

鞄工房山本ランドセルは、3つの素材を使ったランドセルがあります。

  • コードバン
  • 牛革
  • 人工皮革
素材


量産系ランドセルメーカーでは取り扱いの少ない「コードバン」「牛革」の天然皮革を使ったランドセルを豊富にご用意しています。多くの選択肢の中から、お子さまとご家族のお好みに合わせてお選びください。それぞれの素材については「革・素材の特長」で詳しくご説明しています。

コードバン・牛革ランドセルは天然素材。上質な素材だからこそ伝わる見た目の良さに加え、「動物の命の一部を有り難く使わせていただく」ということを子どもたちに教える良い機会だと鞄工房山本は考えています。そういった、商品そのもの以外の良さも感じていただけると嬉しいです。

鞄工房山本ランドセルの機能性の進化

一昔前までは、量産系に比べて機能性が劣るという印象もあった工房系ランドセル。しかしながら先述した通り、工房系ランドセルも機能性の向上に熱心に取り組んでいます。

機能性

鞄工房山本ではここ数年の間だけでも、このような改良をしてきました。

  • 2020年:肩ベルトの形を変更して、背負い心地を向上。
  • 2021年:小マチ幅をサイズアップして2.5cmに変更。
  • 2022年:肩ベルトを立ち上がり背カンに変更。
  • 2023年:スタイリッシュな見た目で、内寸幅の広いキューブ型モデルを制作開始。
  • 2024年:錠前をユニバーサルデザインのワンプッシュ錠前に変更。

時代の流れと共にお客様のニーズが変わってきますので、お客さまの声をすぐにランドセルに反映して、より良いもの作りを目指し開発を行っています。

鞄工房山本のランドセルヒストリー
ランドセルの特長

また、機能性だけでなく、ランドセルのデザイン・カラーもお客様に寄り添って決めています。工房直販のランドセルメーカーだからこそお客さまの声をすぐに反映できるのが鞄工房山本の強みではないでしょうか。

シンプルランドセル
デザイン性ランドセル

鞄工房山本ランドセルはこんな方々におすすめ

教材を入れる鞄としての機能はもちろんですが、商品に込められた職人スタッフたちの思いを感じていただけるランドセルだと思っています。
「上質なものを持たせたい」「ものを大切にする心を養ってほしい」というお考えのご家族にぜひお持ちいただきたいです。

お子さまがご自身で選ばれたランドセルは、きっと6年間愛着を持ってご愛用いただけるはずです。お気に入りのランドセルを見つけていただけるよう、精一杯お手伝いをさせていただきます。

▼ランドセル選びについてのご相談にもお応えします
カスタマーサポート

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