世界の通学カバン 〜 イギリス・アメリカ編 〜

世界の学校

日本のランドセルが、海外著名人の目に触れ、今やファンションとして世界で注目を浴びています。デザインや色、耐久性や機能等、ランドセルが持つ独自性に世界が目をつけた、という事なのでしょう。 ランドセルは日本独特の通学カバンですが、世界の子どもたちはどんなカバンで学校へと通っているのでしょうか? 今回はイギリスとアメリカの様子をご紹介します。

イギリスの通学カバン

階級社会でもある英国は制服がある学校も多く、その学校名の入った布製のカバンを使用しています。 デパートして有名なMarks and Spencer(マークス アンド スペンサー)では学校関連の専用サイトも用意されています。 画像を直接掲載できないので、リンクからどのようなバッグや制服が用意されているのかぜひ見てみてくださいね。 http://www.marksandspencer.com/c/kids/school-uniform 反射材の付いたリュックサックを用いるところも多く、持ち手や肩掛けベルトも付ける事が出来るカバンにもなるという優れものが主流のようです。この中には、カバンの中には教科書や宿題などその日の授業で使うものを入れていくそうで、日本と同じ風景です。 持ち手のみが付いたA3サイズのカバンはBook bagといい、教科書や保護者と学校の連絡のための手紙などを入れる為に使うそうです。 体育の時には、運動着などを入れたP.E. bagが別途必要で、他にはスナックや水筒も、昼食の入ったランチバッグに入れて、登校しているという親の方からのレポートでした。 いくつものカバンを持って学校へ行くのは、小学生にとっては大変かも知れませんね。

アメリカの通学カバン

アメリカはより自由で、どんな格好でもどんなカバンを使っても良いところがほとんどです。
https://www.flickr.com/photos/mrsmaxspix/3877248167 lori05871 Getting on the bus for the first ride in the first grade school season. Creative commons 2.0

https://www.flickr.com/photos/mrsmaxspix/3877248167
lori05871
Getting on the bus for the first ride in the first grade school season.
Creative commons 2.0

ここ数年の流行は、リュックサックタイプに伸びる取手とキャスターの付いたタイプで、子どもたちが重い荷物を背負わなくても良いように考えられています。
Thomas Kriese First day of school - a First Grader! Ready to wheel the bag over to the elementary school. She's so grown up now! https://www.flickr.com/photos/thomaspix/2821978334

Thomas Kriese
First day of school – a First Grader!
Ready to wheel the bag over to the elementary school. She’s so grown up now!
https://www.flickr.com/photos/thomaspix/2821978334

学校にはロッカーがあるので、必要な教科書などを家と学校の間の移動をさせるだけでよく、スクールバスで登校するので長時間背負う事は無いのですが、より楽に、という考え方はアメリカらしい所です。 世界各地で様々な違いがある通学カバン。海外旅行で訪れた際には、子ども達の通学カバンから文化の違いを感じられるかも? TOP画像:
English School Boys / Creative Commons 2.0
https://www.flickr.com/photos/wilsonhui/15485262938/in/photolist-cF6FrN-pAo2b3

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