こんにちは。
奈良本店の竹森です。
8月に入りいよいよ夏本番ですね!お子さまは夏休みを元気に楽しくお過ごしでしょうか。
小学生の頃の夏休みは朝のラジオ体操やプールなど、いつもと違う毎日にワクワク過ごしたことを思い出します。
暑さの厳しい日が続いていますが、夏らしいおでかけはいかがでしょうか。
今回は、夏の時期ならではの風景を見るため、ある公園へ訪れました。歴史と自然に囲まれた「馬見丘陵公園」です。
馬見丘陵公園があるのは橿原市に隣する「広陵町」。鞄工房山本から車で約30分ほどの距離です。
広陵町には竹取物語のゆかりの神社と称される「讃岐神社」があることから「かぐや姫のまち」とも呼ばれます。少し足を伸ばすと斑鳩町の「法隆寺」があり、歴史の深い地域です。
馬見丘陵公園は「歴史と自然に囲まれた憩いの空間づくり」を目標に整備された、県営の都市公園です。公園のある馬見丘陵は古墳が集中している地域で、古代の遺跡をつつみ込むように豊かな自然が広がっています。園内には見どころが沢山ありますが、入園料が無料なので気軽に訪れることができます。
とても広い園内には数多くの植物が育てられ、春夏秋冬問わず楽しむことができます。
今回こちらを訪れた目的は、夏の花。この暑さにも負けない「ひまわり」です!
満開!馬見ひまわりウィーク
園内では7月28日から8月5日まで、ひまわりの見頃に合わせて「ひまわりウィーク」が開催されています。
期間中の土日は様々なイベントが開催され、多くの人たちで賑わいます。奈良の食材を使った食事やスイーツなどが味わえる「馬見グルメガーデン」や、アコーディオンの音色を奏でながら園内を巡る「大道芸パフォーマンス」など、大人もお子さまも楽しめる内容です。
今回は平日に訪れましたが、満開のひまわり目当てに訪れる方が多くいらっしゃいました。この日はお天気もよく、夏休みでご家族揃ってお出かけの方や、カメラを片手にお友達同士でお散歩されている方など、みなさま楽しい時間を過ごされているようでした。
満開のひまわりをバックに写真をぱしゃり。青い空と黄色いひまわり、そして楽しそうな笑顔!
きっとすてきな夏の思い出になりますね!
ひまわり満開!園内をお散歩
馬見丘陵公園の園内は広大で、ぐるりと1周するには1時間ではとても周りきれないほど!
そんな広い園内には、5つのひまわり畑エリアがあります。エリアによって開花時期が異なるので、期間中はいずれかのエリアで見頃のひまわりを楽しむことができます。私たちが訪れたこの日は、道の両側にひまわりが咲く「花の道」エリアでちょうど見頃を迎えていました。
「馬見丘陵公園」のひまわり開花状況は
奈良県のWebサイトでご確認いただけます。
園内で育てられているひまわりは14品種、約14万株!様々な種類のひまわりを観賞することができます。
遠くから見ると同じように見えるひまわりですが、よく見てみると花びらの色が違ったり、一つの茎にいくつもの花をつけていたり。それぞれの魅力があり、ついつい近くで見とれてしまいます。
ひまわりと言えばやはり「黄色」をイメージされる方も多いと思いますが、中にはこんなにもめずらしい「赤色」のひまわりを見ることもできました。
「クラレット」という赤茶系品種のひまわりで、高さは2メートル近くまで成長するようです。
濃いワインレッドからルビー色まで変化のある色を楽しめます。
ちなみに、ひまわりの花言葉はとても情熱的で「あなただけを見つめる」です。
実は訪れた前日に台風が通過し、その影響を受けて茎が曲がってしまった花も多くありました。そんな自然の力にも負けずに、体が倒れてしまっても太陽に向かって大きく花を咲かせる姿には、ひまわりの力強さを感じました。
夏は水遊びも!家族で一日楽しめます
お花畑を抜け、遊歩道を渡ると元気なはしゃぎ声が聞こえてきました。こちらのエリアには、お子さまに人気の大型遊具や徒渉池(噴水)があります。
近くには小型の遊具もあり、小さなお子さまも楽しむことができます。
この日は最高気温34度の真夏日!噴水では、たくさんのお子さまが水遊びを楽しんでいました!
強く照りつける日差しの中、冷たい水を浴びてとっても気持ちよさそう!水辺はやはり涼しく、私たちも混じって水遊びをしたいような、うずうずとした気持ちになります。
アスレチックの近くにはカフェもあり、涼しい場所でジェラートやパンケーキを食べて休憩することもできます。この日もカフェは多くのお客様で賑わっていました。
また、公園内では多くの植物が育てられ、季節によって様々な種類の花が咲きます。春には桜やチューリップ、梅雨の時期には菖蒲に紫陽花、秋にはダリアやコスモスなど、ひまわりの時期以外でも多くの植物を楽しむことができます。
今は「ひまわりウィーク」ということで、ひまわりが注目を浴びていましたが、他のお花も負けじと綺麗な花を咲かせていました。
園内は所々にベンチが設置されており、休憩をしながら散歩をすることができます。木々の下をくぐるトンネルとなった道はとても涼しく、腰を掛けて涼まれる方の姿もありました。
歴史を学ぶ!古墳って何だろう
公園で楽しめるのは自然だけではありません。園内やそのまわりには、なんと13もの古墳があり歴史に触れることができます。公園館では、園内の古墳や自然がわかりやすく解説されていました。
時代によって変わる古墳の形や、古墳の内部から発見された副葬品などが展示されています。ボタンを押すと動く模型や、まるで空を飛ぶような映像で上空からの古墳の景色を見たり、楽しく学ぶことができます。
公園館は下記の時間でご覧いただけます。
園内公園館 開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、および12月28日~1月4日
いざ!古墳へ
公園館で学んだあとは、実際に古墳を見るべくマップを頼りに向かいました!
園内にある古墳のひとつ、「ナガレ山古墳」は、1,600年前に築造された古墳です。
古墳の周りには、発掘調査によって出土した埴輪をもとに復元された円筒埴輪がずらりと並んでいます。
古墳の大きさは少し小ぶりですが、なんと、頂上まで登ることができるのです!古墳を下から見上げることはありましたが、登るのは初めての体験!暑くて汗が止まりませんが、ワクワクして階段を上る足も止まりません!
埴輪が並んだ階段を登り反対側を見下ろすと、青く綺麗な芝生が植えられていました。
東側は埴輪を並べて復元された1,600年前の姿、反対の西側は芝生の現在の姿となっており、古墳の今と昔を半分ずつ見ることができるのです。
頂上まで階段を登りきると、頂上からの景色は最高です!
見渡しがよく、奈良本店のすぐそばにある「香久山」が見えそうでしたが、公園の緑が元気に生い茂り残念ながら見つけることはできませんでした。
「馬見ひまわりウィーク」は8月5日まで開催しています。今回は蕾だったひまわりのエリアも、これから見頃を迎えるようです。ぜひ今週末のお出かけにいかがでしょうか。
また、秋になるとダリアやコスモスの季節がやってきます。外で過ごすのが気持ちの良い時期には外でお弁当を食べたり、絵を描いたり、運動を楽しまれる方も増えることと思います。
一日ではとても周りきれなかったので、また時期を変えて遊びに来るのもきっと楽しいですね。
奈良県営馬見丘陵公園
〒636-0062 奈良県北葛城郡河合町佐味田2202
TEL 0745-56-3851
交通アクセスなど、詳しくは
Webサイトをご覧くださいませ。