ランドセルはもともと小さな子どもが背負っても安定していて、両手が開くことから安全に登下校できるカバンとしての役割が期待されています。
そのためカバンの側面に給食袋や靴袋などがひっかけられるところがついていたり、様々な工夫がされています。
しかし、それでもランドセルだけでは収納できないほど大荷物になることもあります。
両手をあけられる、ランドセルのサブバッグがある
そんな時でも両手をあけられるサブバッグ、
「サンドセル(R)」という商品をご存知でしょうか。
このカバンは主婦のアイデアから生まれた特許商品。2014年から販売されています。
この商品はランドセルの側面に装着するバッグです。2つのバッグがついているので収納力もアップします。
装着もひっかけるだけと簡単で、小さな子どもでも取り外しが楽にできる仕様。
同社のホームページによると、
「サンドセルは左右のバックと1対となっておりますので荷物を入れてもバランス良く歩けます」
とあり、バランスよくランドセルに入りきらない荷物を持ち運びできるので、転倒防止にも役立ちそうですね。
また、このバッグに体操着などを入れると決めておけば、忘れ物予防にもなります。
最近の多種多様なデザインのランドセルに合うよう、色も何種類か用意されています。
鞄工房山本自慢の コバ塗りかぶせのランドセルにも合いそうな色のものがありました。
子どもの発明品でもランドセルのサブバッグが選ばれていた
実際に商品化されていないものですが、子どもの発明品に、上でご紹介した「サンドセル」のようなものがありました。10月31日、11月1日に青森県で行われた「第57回県発明くふう展」で、県知事賞に選ばれた作品です。
その内容は毎日新聞青森版によると
八戸市立第一中3年の関口結実さんは、ランドセルに装着できるバッグ「ワンタッチ・サブランドセル」で毎日新聞青森支局長賞を受賞。小学生の妹を見て、「荷物で両手がふさがると登下校が危険だから」と考案し、夜光反射材も付いている。
というもの。こちらは反射材もついて、暗くなってからの下校のことも考えられていますね。
ランドセル自体がもともと安全性も考えられた製品なのですが、ご紹介したように、それだけではカバーしきれない部分を補助するアイデア商品があります。
ランドセルと補助バッグのタッグで、子どもの登下校がより快適で安全なものになります。
荷物の場所も決めておけば、効率よく明日の準備もできるのでいろいろ活用しがいがあるのではないでしょうか。