安全を親子でシミュレーション
子どもだけで夜道を歩く事が増えているのは社会的な事情があります。両親ともに仕事をしており、学童保育などを利用し帰宅が5時台という家庭も増えています。また、塾通いをしているお子さまも多くなっています。
交通安全だけではなく不審者からの被害から子どもを守るためにも、道選びを親子で一緒に考えておく事はとても重要な事です。
街灯や人通り、何かあった時に駆込む事が出来るお店などがあるか等、親として「子どもの目線」で確認し、子どもと一緒に考え、話し合ったり、シミュレーションをしたりを定期的に行なう事で、子どもも万が一の時に意識的に動くことが出来るようになります。しかし、出来るだけお子さまだけで夜道を歩く事をさせないように守ってあげる事は同様に重要ですので、何が出来るのか考えておきましょう。
Ryo FUKAsawa (flickr) クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
たとえ昼間であっても起こりうる不審者への安全対策としては、コンビニエンスストアや商店などや「こども110番の家」のようにいざという時に入る事が出来るところへ逃げ、助けを求める事です。通学路も一緒に歩いて、どんなところへ逃げられるのかを確認しておきます。そして、お子さまにはどうアクションを起こすべきなのかを教えておきましょう。
また、広い駐車場等は死角があったり、人通りが少ない場所があったりしますので、そういう場所は意図的に避けるなど、遠回りも安全のためだ、という事を親も子どももしっかり認識しておきましょう。
そして、もう一つ出来る対策は防犯ブザーです。
鞄工房山本のランドセルには、肩ベルト部分に防犯ブザーを取り付けられるように金具があります。万が一不審者が近づいてきたときなどにはブザーを鳴らすことで、周囲に知らすことがすぐにできます。そして、使用する時に重要な事は、防犯ブザーを取り外し遠くに投げる事です。危険が迫っている、と感じた時にはすぐに防犯ブザーを鳴らし、肩ベルトから外して投げる、という行動を何度もシミュレーションすることで、お子さまもパニックにならずに対応できるはずです。
また、家の鍵を安全な場所に隠すこともできます。ランドセルを開けたファスナーポケット部分には鍵をしまうことができるフックがあり、目立たず、無くすこともなく鍵を収納してもらえます。
大切なお子さまの安全のためにも、親子で歩いて、シミュレーションする日をつくってみるといいのかもしれませんね。
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