表参道店の味木です。
梅雨も終わりアクティブに動き回りたい!と思われている方も多いのではないでしょうか。
でも外の焼けるような暑さにまだ身体が慣れない……そんな方もいらっしゃると思います。そこで、今回は屋内で楽しめるイベントに行ってみたのでその紹介と感想をレポートしたいと思います。
表参道店にお越しいただく前や後に「せっかくだしどこか寄りたいな。」と思っている方の参考になれば嬉しいです。
(今回紹介するイベントは既に終了していますが、これからの最新情報も紹介します!)
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018
虎ノ門ヒルズや東京ミッドタウン日比谷など様々な場所で開催されていた、
世界130以上の国と地域から集まった1万本を超える作品の中から選りすぐりの約250作品を一挙上映する入場無料のイベントです。
15周年を迎えた2018年度はナビゲーターを「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」が務め、彼らの作品も上映されていました。
そんな2018年度のコンセプトは「
Cinema Smart」想像力によって得られる人生の知、想像力で人生を発見するといった意味が込められているそうです。
今回僕は受賞作品などを観ることができる「
アカデミー賞プログラム」を表参道ヒルズにて観賞しました。
あの日、少年が描いた夢「親愛なるバスケットボール」
90回(2018)米国アカデミー賞短編アニメーション部門受賞
元NBA選手コービー・ブライアント氏が現役引退の際に綴った詩「
親愛なるバスケットボール(Dear Basketball)」を元にした6分の作品です。「リトル・マーメイド」「塔の上のラプンツェル」などを手がけてきた元ディズニーアニメーターのグレン・キーン氏による作品で、「スター・ウォーズ」「ハリー・ポッター」の作曲家ジョン・ウィリアムズ氏の温かい音楽にのせてコービー本人が読む詩に目頭が熱くなりました。
実際にあった事件が元になった「だれもが皆」「ある小学校にて」
テロに遭ったイスラム教徒とキリスト教徒が宗教を越えて立ち向かう「
だれもが皆」、銃を持った男に襲撃されたとアトランタの小学校から入った緊急電話に着想を得て作られた「
ある小学校にて」この2本はどちらも実際に起きた事件が元になった作品で、だからこその恐怖が感じられました。「ある小学校にて」は犯人が結局何をしたかったのかわからず観終わった後「?」となったのですが、動機や行動の予測がつくことばかりではないというところにリアルを感じました。
コメディもあります「11時の予約」「ネガティヴ・スペース」
時間の限られたショートフィルム、メッセージ性の強いものが印象に残りがちですが、精神科医と自身を精神科医だと思いこんでいる妄想性障害の患者の掛け合いがおかしい「
11時の予約」、スーツケースの詰め方でコミュニケーションを取る父と子の「
ネガティヴ・スペース」などクスっとしてしまう作品もあり、とても面白かったです。
無理解によって閉ざされる可能性「サイレントチャイルド」
90回(2018)米国アカデミー賞短編実写部門受賞
ろうあ者の少女のお話です。家族が聴覚障害専門の社会福祉士を雇ってみると、問題が家族にあったことがわかるのですが理解のない家族の健常者視点の思い込みや接し方によって更に悪い方向になってしまい、救いのない結末に言葉が出なかったです。「
サイレントチャイルド」、健常者への訴えが胸に突き刺さる15分でした。
あっという間の1時間30分
映画というと長時間あって作品によっては飽きてしまったりすることもあると思うのですが、短編ですとテンポや世界観も作品によって変わるので次はどんな作品だろうとワクワクが止まらなかったです。
本イベントはもう終わってしまいましたが、作品によってはおうちのパソコンやスマートフォンでもご覧いただけるみたいです。詳しくはショートフィルムの総合ブランド「
ShortShorts」を御覧ください。
以上、6月に行った「
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018」の紹介と感想でした。今回のイベントは既に終わっていますが、毎年開催されているので来年も楽しみです。
また、今回のショートフィルムを観賞した
表参道ヒルズ SPACE Oでは、ベアブリックなどのフィギュアで有名な
メディコム・トイの展示会を2018年7月21日~26日まで開催するそうですので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。
鞄工房山本 表参道店
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