表参道店の味木です。
前回は楽しく学べるイベント等についてでしたが、今回のブログは夏にかかせない
お祭りをご紹介します。
表参道店から歩いてすぐの代々木公園でのイベントや新宿にも行ってきました!
何が違うの?外国と日本のお祭り文化
今回は代々木公園で開催されていた
ブラジルフェスティバル、
アフリカフェスティバル、青山表参道商店会の
盆踊り大会に参加しました。
すると、意外なところで日本の文化が広まっていることも知ることができました。
第13回ブラジルフェスティバル
まずは代々木公園、
ブラジルフェスティバルに行きました。
中南米のブラジルは先住民の伝統文化、ヨーロッパ人が持ち込んだ文化、奴隷たちによる文化など多種多様な文化が混ざり合ってできた国です。
飲食ブースにもアフリカ料理に影響を受けた「
ムケッカ」や、イタリア料理カルツォーネが起源の(諸説あり)パイのような「
パステウ」などのブラジル料理があり、多くの人で賑わっていました。
ステージでは
サンバの演奏がありました。ポルトガルの歌、アフリカのリズム、原住民のステップを元に、リオ・デ・ジャネイロのストリートで生まれたとされる(諸説あり)サンバは、聴いているだけで気分がアガりますね。
ブラジルの音楽はサンバだけではございません。民族楽器ビリンバウの演奏に合わせて踊る
カポエイラも観ることができました。
東京各所にあるカポエイラ教室によるパフォーマンスで、中には子どもたちもいてとても可愛かったです。
演奏に合わせ手拍子で鼓舞する観衆に、ダンスで応えてくれます!
喧嘩をカモフラージュするために音楽を演奏してダンスに見えるようにしていたのが元だというブラジル文化カポエイラ、今ではエクササイズや体幹トレーニングにもなり、僕たち日本人の身近な存在になっているんですね。
アフリカフェスティバル2018&第5回おいしい!ペルー2018
場所は同じく代々木公園、こちらは
アフリカ大陸のお祭り。アフリカの手工芸品や伝統料理のお店が並んでいて、
来場者はご飯を食べながら談笑したり、ステージを見たり、サッカーボールで遊んだりと賑わっていました。
お兄さんに混ざって遊ぶお子さんに場が和みます(笑)
ステージでは伝統衣装などの
ファッションショーが!
刺繍がオシャレな「
ダシキ」など、普段あまり見ることのない他国の文化に触れることができました。
左から3番目の女性の衣装がダシキです。ダシキは、主に西アフリカの方々が着るゆったりとした服で、ハウサ語で「シャツ」を意味する「dan ciki」が由来と言われています。
日常用と礼服用があり、結婚式では灰色や白色のダシキを着るみたいです。色の使い方は同じでもダシキ、スーツ、着物と文化によって形が変わるんですね。
少し歩くと、ブラジルの隣国
ペルーの
フードフェスタも同時開催!こちらも盛り上がっていました。
美味しそうな食べ物が並ぶ中、僕がいただいたのは紫とうもろこしで作った「
マサモラ・モラーダ」と、お米と牛乳で作った「
アロス・コン・レチェ」を半分ずつ。紫色の左側がマサモラ・モラーダ、ベージュ色の右側がアロス・コン・レチェです。
どちらも中南米でよく食べられるお子さまのおやつで、マサモラ・モラーダはフルーチェみたいな食感にプルーンが入っていて、アロス・コン・レチェはお米の食感とシナモンの組み合わせが日本でいうところのおはぎみたいな感覚のデザートでした。どちらも美味しかったですよ〜。
平成30年度 納涼盆踊り大会
他国のお祭り文化に触れた後は、もちろん日本が誇るお祭り文化、盆踊りも見てきました!
表参道店から歩いてすぐの善光寺境内で行われた
青山表参道商店会の
納涼盆踊り大会は大きなお祭りではございませんが、近くのお子さんや地元の方がたくさん集まり「
地域のお祭り」感が心地よかったです。
ヨーヨーつりにスーパーボールすくい、焼きそば食べてラムネを飲んで、盆踊り。これぞ、日本の夏ですね!笑
盆踊りでは「東京音頭」や「炭坑節」、踊ればワイキキ「ハワイ音頭」と盛り上がりました。
皆さん、今、
盆踊りシーンに意外な多様化が始まっていることをご存知でしょうか?
ラジオの電波で音頭を流し一人一人がイヤホンで聴きながら踊る、
無音の盆踊りが以前テレビで取り上げられていましたが、大きな音を出してはいけない場所ではそのような形になり、古い盆踊り歌の伝統がなかった名古屋では荻野目洋子氏の「
ダンシング・ヒーロー」で音頭を取っていたり(バブリーダンスで再注目されている今ではなく、昭和の頃から!)、
盆踊りは地区によって独特の進化を続けているのです。
最近ではTRF「
EZ DO DANCE」やPerfume「
Baby cruising Love」で音頭をとる所もあるそうで、いったいどんな音頭になるんでしょうか。
僕が参加した納涼盆踊り大会ではまさかの洋楽、Boney M.の「
Bahama Mama」が流れ、若い女の子たちが「踊ってくるわ!」と輪の中に入りに行ってました。笑
(「
Bahama Mama」は関東中心に使われている曲みたいで、周りの待ってました感に広島出身の僕はビックリしました。笑)
伝統を守りつつ、若者が興味を持ちやすいようにしてくれることで盆踊りは受け継がれていくのでしょうね。
他にもあっと驚くような曲が使われている地区もあると思います。色んな盆踊りに参加したい、この夏大注目のカルチャーシーンです!
ちなみにブラジルには、Jポップに合わせて全員で同じ振り付けを繰り返して踊る「
マツリ・ダンス」という
ブラジル風に進化した盆踊りがあるそうです。こうなってくると、ブラジルの曲で音頭をとったり、逆にJポップがサンバになったり独特の進化を遂げそうでワクワクしますね!
Screen@Shinjuku Central Park 2018
今までは日本だけではなく外国の雰囲気を楽しめる各所のお祭りをご紹介しましたが、一風変わったこんなお祭りも。
出店が並ぶ公園にスクリーンを設置し、飲食しながら映画作品を観る事ができるお祭りです。
僕が参加した日は「
バック・トゥ・ザ・フューチャー」!開放的な野外スクリーンで上映していて、映画館みたいに静かに鑑賞というよりは、良いシーンで拍手したり皆で楽しみ「参加」していることを強く感じるイベントでした。(騒いだりして良いって意味ではありませんよ〜。)
このイベントは開催された4日間それぞれ違った作品を無料で上映していて、3日目にはショートフィルムを観る事もできたようです。(ショートフィルムについては、
こちらのブログをご覧ください。)
こちらのイベントは既に終わってしまいましたが、同じ場所で「
新宿パークシネマフェスティバル」が9月7日、10月4、5、6日に行われます。
こちらは作風的に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とは違って落ち着いた雰囲気になるのかなと思います。
同じお祭りでも上映作品によって雰囲気が変わるなんて何度も行きたくなりますね!
まだまだ続く!これから開催のお祭りを楽しもう!
7月に開催された色々なお祭りをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ブラジルやアフリカのお祭りは、僕たち日本人に文化を知ってもらえるようにファッションショーやサンバを観て楽しむステージがあり、日本の伝統盆踊りでは、老若男女、外国人の方も気軽に参加できる雰囲気を作っていて、コンセプトによってお祭りに違いがあるのだなと思いました。
皆さんのお近くのお祭りはいつですか?地元の盆踊りではどんな曲が使われているのかなど、ご来店の際は教えてください。笑
ちなみにブラジル&アフリカフェスティバルを開催していた代々木公園では
TOKYO JAZZ FESTIVAL(8月31日、9月1、2日)、新宿中央公園では先ほどの
新宿パークシネマフェスティバル(9月7日、10月4日、5、6日)、表参道ではお店からすぐの大通りで
原宿表参道元氣祭 スーパーよさこいも8月25、26日に開催されますので、興味のある方はぜひ参加してみてください!(近くまでお越しの際はお店にランドセルや一般バッグも見に来てくださいね!笑)
鞄工房山本 表参道店
Facebook:
https://www.facebook.com/yamamoto.randoseru3/
Instagram(香久山鞄店):
https://www.instagram.com/kaguyamakaban/