鞄工房山本版 奈良ガイド 『如月』 ~「福は~山!」で豆をまく 大神神社の節分祭~

節分の日。 鞄工房山本のある奈良県橿原市のお隣、桜井市の大神(おおみわ)神社にて、「節分祭・福寿豆撒き式」が行われました。 節分と言えば豆まきですが、大神神社の豆まきにはある特徴があります。 それは、豆をまくときの掛け声。 一般的には「鬼は~外!福は~内!」ですが、大神神社では「福は~山!福は~山!」と言いながら豆をまくのです。 なぜでしょう。 それは、大神神社のご神体が「三輪山」であるためです。 高さ467メートル、周囲16キロに広がる三輪山は、杉、松、檜に覆われ、神が鎮まる聖なる山として太古より仰がれてきました。大神神社はこの三輪山をご神体とするため、豆撒きでは「福は~山!」と言いながら豆をまくのです。 今日も、巫女さんによる神楽「奇魂(くしみたま)の舞」の奉奏などの厳かな祭典が終了すると、「福は~山!福は~山!」の掛け声と共に豆まきが行われ、拝殿前に集まった参拝者の皆さんは、福を授かろうと一斉に手を伸ばしていました。 鞄工房山本版 奈良ガイド 「福は~山!」で豆を撒く!大神神社の節分祭 撒かれるものは福豆と福餅。福餅の中には、大黒面などの縁起物が当たる福引の紙も入っているそうです。

鞄工房山本版 奈良ガイド 「福は~山!」で豆を撒く!大神神社の節分祭女優の岩下志麻さんも、豆まきに参加されていました。

  神の山・三輪山を拝む原初の神祀りの姿を残す大神神社。 参道の入り口である「二の鳥居」が、人間の世界と神様の世界を分けているような、そんな神聖な空気を漂わせていました。

鞄工房山本版 奈良ガイド 「福は~山!」で豆を撒く!大神神社の節分祭 二の鳥居

鞄工房山本版 奈良ガイド 「福は~山!」で豆を撒く!大神神社の節分祭 参道

境内には、薬の神様をお祀りする「磐座(いわくら)神社」や、知恵の神様をお祀りする「久延彦(くえひこ)神社」、縁結びや夫婦円満にご利益のある「夫婦岩」、万病に効くという薬水が湧き出る井戸「ご神水」などもあります。 お近くにお越しの際は、ぜひお立寄りください。   【大神神社】 〒633-8538 奈良県桜井市三輪1422 TEL 0744-42-6633 FAX 0744-42-0381 <アクセス> 近鉄三輪駅から徒歩約5分。 http://oomiwa.or.jp/

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