鞄工房山本版 奈良ガイド(グルメ探訪) 明日香の野菜を味わえる「ポカ フレール」

奈良ガイド グルメ探訪

鞄工房山本から車で約10分。 明日香村の観光名所「石舞台」のすぐそばにある「ポカ フレール」さんは、やさしい味で鞄工房山本のスタッフにもファンが多い創作レストランです。 オーナーシェフの中北さんにお話を伺いました。 「ポカ フレールは2007年8月に奈良県橿原市でオープンしました。7年半橿原市で営業していましたが、2015年1月に現住所(明日香村)に移転しました。オープンしてから5年ほどは妹と一緒にお店をやっていて、『ポカ フレール』という名前は妹と考えたもの。ポカ フレールの『ポカ』にはお客様にポカポカした温かい気持ちになってほしいという想いを込めています。『フレール』はフランス語で兄弟という意味です。」 鞄工房山本版 奈良ガイド(グルメ編) 明日香の野菜を味わえる「ポカフレール」 ポカ フレールさんのお料理の特徴を教えてください。 「料理には明日香産の野菜をふんだんに使っています。明日香産の野菜は『ここにしかない』という特別なものがあるわけではありませんが、それぞれの野菜の種類が多いんです。ズッキーニで7種類、かぼちゃで8種類、大根は10種類くらいあります。赤、黒、紫など色も豊富で見た目にも鮮やか。味も少しずつ違いますから、多種多様な野菜を味わっていただけます。」 鞄工房山本版 奈良ガイド(グルメ編) 明日香の野菜を味わえる「ポカフレール」 「ふるさと明日香のワンプレートランチ」 1,000円(税込) (左上から時計回りに)野菜のコンソメスープ、自家製パン、豚のロースト、白菜のサラダ(柿のドレッシング)、明日香野菜の温野菜、カスレ(豆のトマト煮込み)、蒸し鶏のカナッペ、黒ゴマのケークサレ(塩ケーキ) 鞄工房山本版 奈良ガイド(グルメ編) 明日香の野菜を味わえる「ポカフレール」 「明日香野菜たっぷりスパゲティ」(自家製パン・スープ付) 1,000円(税込) この日は、ターサイと白菜とイベリコ豚のトマトソース デザートにも明日香産の材料を使われているのですか。 「はい。デザート盛り合わせの3品のうち、1品には必ず明日香産の材料を取り入れています。今日はブランマンジェに明日香産の新生姜を使いました。柑橘類もよく使いますね。明日香村は実は柑橘類の産地なんですよ。金柑、レモン、はっさく、文旦、ポンカン、デコポン(不知火)、ライムなどたくさんの種類が栽培されています。」 鞄工房山本版 奈良ガイド(グルメ編) 明日香の野菜を味わえる「ポカフレール」 手作りデザート3種類の盛り合わせ+コーヒーor紅茶 500円(税込)※ランチメニューご注文の方限定 この日は、(左から)キャラメルプリン、明日香産新生姜のブランマンジェ、リンゴのパウンドケーキ 明日香村の魅力はどんなところですか。 「明日香村は昔から手つかずの場所が多い。先日も金柑摘みに行きましたが、駅からそんなに離れていないのに、少し見る方向をずらしたら『ここは飛鳥時代から同じ風景なんやろうなあ』という場所が残っています。観光地としては、観光客にわかりやすい看板を立てたり、道路を整備したりと進化していった方が良いかもしれませんが、そのままであることが明日香村の魅力だと思います。好きな景色は、石舞台の前の道をずーっと登って行ったところから見える夕焼け。棚田も見えます。原始的な風景が好きなんです。」 お客様へのメッセージをお願いします。 「ポカ フレールでは、野菜の味付けは塩茹でがほとんどです。お客様には手を加えない明日香野菜そのままの味をぜひ味わってほしいと思います。今の時期は、菜の花、大根、里芋、金時にんじん、ブロッコリー、さつまいも、白菜が特においしいですよ。」 季節ごとの旬な明日香野菜をたっぷり味わえるポカ フレールさん。お子さま用のキッズプレートもあり、ご家族連れにもおすすめです。また、ポカ フレールさんが入っている「明日香夢の旬菜館」では、明日香村産の農林産物を使ったジャムやドレッシングなどの加工品も販売されています。明日香村にお越しの際はぜひお立寄りください。 鞄工房山本版 奈良ガイド(グルメ編) 明日香の野菜を味わえる「ポカフレール」 レストラン Poca Frere(ポカ フレール) ◆住所:奈良県高市郡明日香村島庄51番地の1(明日香夢の旬菜館内) ◆TEL:080-3101-7888 ◆営業時間(季節によって変動あり): ランチ・カフェ 11:30~17:00 ※ランチは15:00まで ディナー(予約のみ)18:00~ ※フランス料理フルコース3000円~(ご予約は前日まで) ◆定休日 :水曜日

このページをシェアする

関連記事