こんにちは。銀座店 染矢です。
各地で30度を上回り真夏を思わせるような気候が続いてます。
最近では梅雨入り間近か雨が降ることも増え、身体の調子を崩しやすい季節でもありますのでお体には気をつけてくださいね。
当店のランドセル販売開始から2ヶ月が経ちました。販売初日から多くのご注文をいただきありがとうございます。
すでに残りわずかな商品や売り切れ商品もございますが、引き続きWebサイト、各店舗でもご購入いただけますので皆さまのご来店、ご注文お待ちしております!
今回はこれから銀座店にご来店いただく皆さまに周辺の「親子で楽しめる」場所をご紹介したいと思います。
銀座といえば「大人の街」という印象があり、子ども向けの施設が少なくお子さまを連れて歩くには不便かなと思われる方も多いと思いますが、今回はお子さまが喜び、親子で楽しめるすてきなスポットをご紹介します。
読書好きにはたまらない! 多様なジャンルが並ぶ本屋さん
今回ご紹介するのは銀座でも長い歴史を持つ書店「教文館」。その中でもお子様向けの本が多く並ぶ
「教文館 ナルニア国」をご紹介します。
銀座中央通り(3丁目)に面した「教文館」。
緑の大きな看板が目印で、このビルの1F~9F(5F除く)まで「教文館」という大きな本屋さんです。
1F・2Fには和書(一般雑誌・一般書籍)3Fにはキリスト教洋書、4Fには教会用品売り場やエルサレムやイタリア等世界各国の美術品を展示しているギャラリー「エイン・カレム」と心地よく一休みできる「Café きょうぶんかん」、そして6Fに「ナルニア国」があります。
1885年の創業以来、120年の長い歴史を持つ書店でありロングセラーから新刊書まで約15,000冊を取り揃えた子どもの本の専門店です。
「子どもと本との幸せな出会いの場となってほしい」という願いを込められナルニア国が創立されたそうで願いのとおり多くジャンルの本が並んでおり、小さいお子様から学生までが自分にあった本に出会うことができる場所です。
あの時あの頃の思い出が蘇る
子どもの本の店 「ナルニア国」の入り口はまるでジブリ映画に出てきそうな雰囲気の木のオブジェや入り口を灯すランタンに、足を踏み入れる前から期待に胸ふくらませまていました。
店内を覗くと世代ごとに綺麗に並べられた大きな本棚には、幼い頃に読んだ懐かしいものから読み聞かせてもらったものまで、思い出が蘇る本が数多く並んでいました。
意外にも昔読んだ本はいまだ鮮明に記憶しており時間を忘れ懐かしさに浸ってしまいました……。
赤ちゃん向けの絵本から小学生、中学生、高校生とどれを読もうか迷ってしまうくらいに多くの本が並んでいます。
私たちを楽しませる絵本の魅力
文字を読めない小さなお子さんは絵を見ることで物語を想像し、内容を読み取りますが、そんな絵にはたくさんの工夫がされており想像を膨らませる色使いやキャラクタ-が描かれています。また、最近では「飛び出る絵本」や「子どもがぐっすり寝る本」など子ども心を掴み発想力の幅を広げる作品が多く存在します。
幼い頃の記憶を辿りながら観ていると、私が子どもの頃に読んだ本に再び再会しました。幼い頃は本を読む事が好きではありませんでしたが絵本は大好きで、カラフルな色使いで絵を通して物語を伝え一つの絵からたくさんの物語を広げていくのが楽しかったのを覚えています。
他にも私がすきだった「ぐりとぐら」や学校で必ずといって良いほど盛り上がる「みっけ」など懐かしい本に再会し大興奮でした。
ここでも「これは読んでみたいな!」という本をみつけました。それがこちらの「世界のともだち」という本です。旅行がすきな私にはとても魅力的な内容でした!
各国へ写真家が現地へおもむき、各国の子どもたちの家庭や学校、遊びに密着して写真を撮りおろした本です。子どもたちにスポットを当て、暮らしや様々なエピソードが紹介されていました。グローバル化の進む現代には知らない世界を手軽に知れるツールの一つとしておもしろく分かりやすい本だと思います。
誰もが本を楽しめる空間
ナルニア国には国内だけでなく世界中の本や点字の本なども展示されていました。一部の子どもたちだけではなく様々な子どもたちが本を楽しめる場所です。
なかなか目にすることのない世界の絵本も多く並んでおり、英語は読めず内容は分からなかったものの、そこに描かれた絵はとても暖かく物語を連想させるもので国境を超えても絵本は人の心を掴むものだと改めて感じました。
また、次に見つけたのは点字本。目の不自由な方にとっては文字を読む上でとても大切なものですが、なかなか通常の本屋さんでは見かけることはありません。ナルニア国の「子どもと本との幸せな出会いの場となってほしい」という願いが全ての子どもたちに向けられているのだと感じる事ができました。
スタッフの思いが込められたコーナー!
「ナルニア国」には、子どもたちが分かりやすく楽しめる工夫がされおりそこには絵本や本、そして子どもたちに対してのスタッフの優しい思いが込められています。
まず、目についたのがジャンルごとにきれいに並べられた本棚。一見どこの本屋さんでも見受けられますが、著作のジャンル分けだけではなく年代にあった本別に陳列されてあり子どもたちが迷わず手に取れる工夫がされています。更にお子様が目を引くような可愛らしいPOPが添えられており、あれもこれも読んでみたいと思わせてくれます!
次に見つけたのは「月刊ベストセラー」や「メルマガ掲載書籍 オススメ新刊」のおすすめコーナーです。
月刊ベストセラー
こちらは1ヶ月の中で最も読まれた本を取り上げ、スタッフさんお手製の可愛らしいランキング表に掲示されています。この表を見ると今一番旬! な絵本が一目瞭然です!!「なにを読もうかな~?」「お子さまになにを読んであげようかな~」と迷っている方には必見のコーナーですね。
メルマガ掲載書籍 オススメ新刊
こちらは新刊担当のスタッフが日々刊行される作品全てに目を通して「この本は、自信を持っておすすめ!」という本を「新刊情報」としてメルマガに更新し、その新刊情報の中から「イチオシ!」「クリーンヒット」の作品を選び陳列しているコーナーです! 本を愛するスタッフさんが選ぶイチオシ作品は読んでみたくなりますね。
ナルニア国だより
スタッフさんが毎月欠かさず発行している「ナルニア国だより」。ぎっしりと書かれた記事はたくさんの本の魅力が書かれていたりこの本読んでみたいな~と思わせてくれる本の紹介やイベント情報、新刊のお知らせなど魅力の詰まった内容が盛り沢山ですのでぜひ訪れた際には手にとって見て下さい!
みしの たかくにと 松岡享子の本展
4月10日(水)から6月16日(日)にて教文館6Fナルニア国(ナルニアホール)にて「銀座教文館ナルニア国 松岡 享子展」が開催されています。
4月10日~5月12日前期は「翻訳作品」、5月15日~6月16日「創作作品」が展示されております。前期展示は終了してしまいましたが、後期展示では『みしのたかくに』、『くしゃみくしゃみ 天のめぐみ』ほか多くの作品が展示されるそうです。
日本の児童文学研究者として知られる松岡享子さんですが、私は恥ずかしながらこの展示会を知るまで松岡享子さんを存じ上げませんでした。今回松岡享子さんという方について調べてみると「この本知ってる!」と思う作品がたくさんありました。展示会に訪れると懐かしい絵本に再会できるかもしれませんね。
また、毎月「こどものためのおはなし会」も実施されています! 年齢制限なく2~3歳くらいから楽しめる手あそびや絵本の読み聞かせ・素話などを行うイベントです。ぜひ銀座店へお越しの際はお子様と一緒にで足を運んでみでみてはいかがでしょうか?
お店の営業日時や交通アクセスなど、詳細につきましてはWebサイトにてご確認くださいませ。
教文館 子どもの本のみせナルニア国
〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目5−1 教文館ビル6F 営業時間(通年)10:00~20:00