(奈良)ランドセル展示会内イベント「昆虫ハカセと里山を歩こう!」を開催しました!
5/13(土)より、橿原市昆虫館でのランドセル展示会が始まりました。
展示会期間中は、ランドセルの展示以外にもイベントを開催しています。
昆虫館ならではのイベントは、題して「昆虫ハカセと里山を歩こう!」。
野生の昆虫たちと触れ合いながら、里山を探検します。
5/13は雨で中止となりましたが、5/14はお天気に恵まれて開催となりました。
青空のもと、すがすがしい空気に満ちていた里山での開催当日の様子をお伝えします。
ガイドを務めてくださるのは、昆虫館の昆虫ハカセ・中谷さん。
開始前の集合場所で、虫捕り網と虫カゴを貸していただけます。
虫捕り網は、お子さま一人につき1本、虫カゴは一家族につき一つ。
「虫捕り網が余ったので、大人の方も杖代わりに使っていいですよ~」と中谷さん。
いったいどんな山道を歩くんだろう、どんな生き物たちと出会えるのかな……。どきどきわくわく、期待と不安が入り混じります。
準備ができたら、いよいよ出発!
まずは、野生のカブトムシの幼虫を探します。
幼虫が隠れていそうな場所を見定めて、ボランティアの方が土を掘り起こすと……、
きれいな乳白色の幼虫が姿を現しました。
野生のカブトムシの幼虫は、めったに見られるものではありません。
大切にやさしく、手のひらに乗せての写真タイム。
まだお子さまの手のひらにちょうど乗るくらいの大きさですが、その厚みや動き、あたたかさからしっかりと命を感じられます。
続いては、そこから少し歩いたところで、オオムラサキの幼虫を見せていただきました。
こちらも普段なかなか目にすることのできない、貴重な姿です。
オオムラサキの幼虫は、エノキという木の葉っぱしか食べないそうです。
この時期の里山は、みずみずしい若葉の緑でいっぱい。さらに奥へと進みます。
途中の東屋では、アリジゴクの巣と、そこに潜むアリジゴクを観察しました。
昆虫ハカセの中谷さんからアリジゴクの生態について教えていただきます。
地面の土と同じ色をした小さなアリジゴクに、みんな興味津々です。
気持ちのよい初夏の風に吹かれながら、さらに里山を歩きます。
歩いている途中にクロアゲハが舞うも、その俊敏な動きに誰も捕まえられず!
昆虫や植物の観察に虫捕りと、里山の豊かな自然をたっぷり味わえた時間となりました。
最後に、三等三角点にある東屋で休憩して、昆虫館に戻りました。
標高148.81メートルに位置する東屋からは、こんな景色が楽しめます。
里山歩き中に捕まえた昆虫を持ち帰りたい方には、プラスチックのケースをお渡しします。
全部で1時間弱の里山歩き。昆虫ハカセに案内・解説していただきながら、日常で触れ合うことのない昆虫を間近で見られます。
お子さまはもちろん、大人の方も童心にかえり、新緑の中を歩いて気持ちがリフレッシュできますよ!
今後の展示会期間中も、お天気が良ければ開催いたします。
ご家族揃ってぜひご参加くださいませ!