デニム調ランドセルが出来るまで
鞄工房山本のランドセルで特徴的なものがデニム調牛革を用いたランドセルであろう。 「元々、黒のサンプルが来たんです。それを色々やっているうちに紺が一番いい、という事で特注でつくってもらったんです。」 デニム調だからこそ、よりデニムに近いデザインに仕上げるために、様々なデザインにこだわった。それは自然な事だったように話す工房主・山本一彦。しかし、そこに至るためには数々の試行錯誤の連続だった。 まず、ランドセルとして、基本的な型のパターンは決まっている。その中でデニム調牛革の風合いを活かしつつ、子どもたちが6年間愛着を持って使ってもらえるように。この場合、かっこ良く仕上げるために、ヌメ革を効果的に使用した。 「大マチにデニムのラベルと同じものをつけました。そして、かぶせにもヌメ革を外側に使い色のコントラストをかっこ良く仕上げました。」 そのかぶせにはもちろん、鞄工房山本自慢のコバ塗りも施されている。 このヌメ革の自然な風合いと、デニム調牛革の独特な風合い。それを更にかっこ良くするのがステッチと鋲だろう。これもデニムでよく見るもの。
まるでデニムがそのままランドセルになったかのようなデザイン。

内側も『デニム調牛革』と『ヌメ革』とのデザインバランスとの調和へのこだわりが見える。