天然皮革を使ったランドセル。
希少な馬革を使ったコードバン、革の持つ独特の風合いを活かしたヌメ革、そして一般的な牛革に加工を施す事で耐久性等を増し、小学校の六年間使用し続けられる素材と、取り揃えたのが鞄工房山本。本革へのこだわりはどこにも負けない。
6年間、とことん付き合うための耐久性
鞄工房山本のランドセルの表は、天然皮革を使用している。時間の経過とともに味が出るのが革の魅力であるが、キズなどに弱い、という印象を持つ方も多いだろう。親等の大人からは、子どもが本当に6年間使い続ける事が出来るのか、と。
しかし、昨今の革素材は技術の進化によって、親にとっても安心の素材なのである。
まず、素材そのものについて。
コードバンとは農耕馬のお尻の部分のこと。入手できる量が少なく、1頭の馬からかぶせ2枚分しかとれない。そして、どんな革よりも緻密な繊維構造により牛革よりも3~4倍高い強度を持ち、「銀面」と呼ばれる革の表面層を削り、その内側にある繊維の層を磨き上げる事で実現した希少価値の高い素材。表面の輝きが美しさと高級感、存在感をだす。
『革のダイヤモンド』コードバンを使用したコードバンアンティーク
一方、牛革は、牛の皮の「銀面」と呼ばれる層が織りなす細かな繊維の具合が自然素材の味を醸し出すのだ。
それを実現するための工程が「なめし」。漢字で書くと革を”柔らかくする”で「鞣し」。鞣し剤を浸透させるまでは皮、なめした後を革という。
栃木レザー株式会社のヌメ革を使用し、革の風合いと時間の経過を楽しむ事が出来るエルディア
このなめしの方法として100%植物性タンニン(鞣し剤)を使用した牛革がヌメ革となる。より自然な風合いと経年変化を楽しめる代わりに、優しく大事に扱う必要のある素材。
クロームなめしは化学薬品を使用し、耐久性や撥水性、傷から守る等を効果がある。その後、仕上げとして研磨や塗装、アイロン等の加工が施されて鞄工房山本へと運ばれてくるのだ。
ベーシックモデルのストリングハーモニー
自然の風合いを大切にした100%タンニンなめし、そして様々な色や表情、そしてより高い耐久性を実現するクロームなめし。
鞄工房山本では、お客様が納得して購入していただき、6年後、いやその後も満足していただけるために様々なバリエーションを取り揃えたのだ。