こんにちは。鞄工房山本 銀座店の森です。
朝晩の冷え込みもあって秋から冬に変わるのを日増しに感じられている方も多いと思いますが、まだ日中のお出かけではそれほど寒くなく特に屋外のイベントは気持ちが良いものです。
今回は銀座店の近くで水や緑を楽しめる日比谷公園で開催された「第10回ファーマーズ&キッズフェスタ2019」に参加しました。
今回で数えること10回目になり毎年大好評、イベント内容も年々グレードアップしているようです。
入場自体は無料ということもあって近くを通りかかった人がふらりと参加したり、毎年楽しみにしているリピーターが今年もと参加したりと今年も多くの参加者に恵まれており、更に今年は11月9・10日に開催され周辺では10日に「天皇陛下御即位の祝賀パレード」が披露されたこともあって周囲の人の数も一際多く大賑わいでの開催となりました。
会場内では農業機械の試乗や畑を耕したり収穫したりする体験や動物に触れることができて楽しいステージイベントやワークショップもあります。また、現地で収穫された農作物や名産品のお買い物や名物料理をその場で食べることが出来たりと至れり尽くせりの構成になっていて魅力満載。
サブタイトルが「農業と子どもの元気が日本を元気にする」とあって普段都会で農業に触れることの少ないお子さまも見たり触ったりと、楽しく農業を体験して知ることができる催しとなっております。
会場はご覧のようにご家族連れなどで既にたくさんの人でいっぱい。
スタンプラリーや各種体験はお子さま同伴でなければ参加できないようものもあり、いくら私がとっつぁん坊やで「心は子どもです」と言い張ったところで参加は無理。それでも傍で見ているだけでも楽しいイベントばかりなので紹介していきましょう。
農作物の収穫体験をしてみよう!
実った農作物は収穫され私たちの元へと届けられていますが、どのように収穫されているかを知ってもらうために会場内ではいろいろな収穫体験ができます。
こちらはほうれん草とパクチーの収穫体験ができます。
ポパイも大好きなほうれん草は寒い季節になると柔らかくなって美味しくなるのでこれからが旬なお野菜です。
パクチーは苦手な人も多いと思いますが実は私、パクチー大好きの自称パクチスト。生でバリバリ食べるし、担担麺にはてんこ盛りを所望します。
稲の脱穀体験もできます。
私たちは普段お米を炊いて食べていますが収穫後に必要な作業が脱穀で、ここでは足踏式脱穀機を体験でき脱穀したお米を持ち帰れます。その日のご飯は一際おいしいこと間違いなし、お子さまの「おかわり!」の声が聞こえてきそうです。
他にも農業にまつわる体験が楽しくできます!
農業は米や野菜をつくるだけではありません。それにまつわるものをつくったりもしますし、家畜として動物との触れあいもあります。また、それらを応用していろいろと楽しむことも出来ます。
農業にまつわるワークショップもあり、木工作業や新米の稲わらでリースをつくったりできます。
普段は触ることすらない稲わらを縒ってかわいいリースが完成するとクリスマスがより楽しみになりますね。
ミニ動物園でヤギにブラッシングして毛づくろいができます。
威風堂々とヤギと触れあうお子さまもいれば、ヤギを初めて見るのかな? おそるおそる近づくお子さまもいたりします。ヤギって優しそうな動物なのに目だけちょっと怖い感じで不思議ですよね。
お子さまが楽しめるアトラクションは他にも「ミニトマトすくい」や「水風船ヨーヨー釣り」、「やさいおりがみ教室」などがありますが特に面白そうだったのが「輪投げの進化版!苗投げゲーム」。
羽子板の羽のような形態になった苗を得点の高い穴に入るように狙って投げるダーツとゴルフをミックスしたようなゲームで総合得点によって豪華景品も出るそうです。手堅く大きめの穴を狙うも良し、小さい穴で高得点を狙うのも楽しそうですね。
にれの木広場では国産豚肉の試食キャンペーン「俺たちの豚肉を食ってくれ!」も開催していました。
オレンジ色の装束を身にまとった日本養豚協会の方々がオランダ代表のようなオレンジ軍団となって大活躍、壮大な試食ブースの数々はどこも大行列でした。
昼時に行ったこともありあまりの行列で残念ながら私は食べられませんでしたが、その香しいグルメは食べずとも絶対に美味しいと想像がつきます。
最新の農業機械はイカしてる!
私が子どものころはトラクタは赤、ほっかむりを被り小林旭さんの唄を口ずさみながら乗っているイメージでしたがランドセルの色同様に今は時代が変わったようです。
このトラクタはこう見えて37馬力もあります。ルノーのキャトルとほぼ同等なんて思った以上にパワフルですね。
この角度で見るとカロッツェリアがデザインしたようなマリンジェットを思わせる精悍な顔つきに付属のギミックが豪華絢爛。まるでヒーローが乗るマシーンのようですが実はこれは田植機なんです。
クレーン車とブルドーザーが合わさったような重戦車のように見えるのはコンバインで稲刈りと脱穀はこれ一台でお任せあれの優れもの。ストーンコールドが乗って入場してきそうな迫力を感じます。
以前に「電車でGO!」などの運転シミュレーターゲームが大ブームになったことがあり、電車やバス、パワーショベルなどはあっても農業機械は無かったと思います。間近で見るとトラクタや田植機は大きくてかっこいいので、田植や収穫をゲームで体験できると楽しいかもしれませんね。
楽しく体験したあとはお腹も満たそう
こうして参加しているとお腹も空いてくるので腹ごしらえもしたくなるもの。名産品や郷土料理を食べられるブースもあり立ち食いメインの文字通り食べ歩きになりますが、たくさんあってあれこれ迷うくらいです。
因みに写真の「ひっつみ汁」のひっつみとは水団のようなもので「リトル・フォレスト」でこの料理を知って以来、実はずっと食べたかった料理です。塩むすびとの相性も抜群でおいしかったですよ。
とっつぁん坊やの私はこうした食べものも見逃せないのです。ウルトラマンは3分で食べきらないとカラータイマーが点滅、どこかへ飛んでいってしまいそうな気がしたのでカスタード入りのバルタン星人の方を食べました。
そろそろお暇の時間となりましたがせっかく来たんだし、名産品や産地直送のものを買って帰らない手はないとあれこれ物色しました。
色々と目につく中で、食べ放題やバイキングなどの単語に過剰反応してしまう私は「やさいつめ放題」で野菜を買って帰ることにしました。
これで今夜はカレーに決定、3袋を頼み早速袋に詰め込みますがこれがどうしてテトリスのようきれいに入っていきません。見かねたスタッフが「まだ入りますよ」と手助けしてくれただけでなく、袋に入らなくてもオマケでどんどん増やしてくれるものだから「この野菜をブログをご覧の皆様に抽選で……」と言いたくなるくらいの量になりました。
このままだとカレーとバラの日々、ラヴィアンカレー、「今夜はカレー」から「向こう一週間はカレー」になりそうなので周囲にもお裾分け、それでもこれだけの量が手元に残りカレーには充分でおいしいカレーが出来ましたよ。
普段見たり触れたり出来ないことを近くのちょっとしたお出かけで体験できることは素晴らしいことだと思いますし、それが身近なものであればどのようにつくられて私たちの元へ届くのかなど興味は尽きませんよね。私も帰宅した夜、カレーを食べながらしみじみ思いました。
こうした機会をこれからも紹介していきますし、皆さまもぜひご参加してみてください。