ランドセル置き場はどこがベスト?おすすめ収納アイデア徹底解説!

ローズピンクのランドセルを机の上で開く少女

ランドセルを毎日片付けてほしいのに、気づけばリビングや玄関に置きっぱなし…。そんなご家庭も多いのではないでしょうか?実は「片付けにくさ」にはいくつかの原因があります。こちらの記事では、お子さまが自然とランドセルを片付けたくなるような収納アイデアや、場所選びのポイント、年齢に合わせた工夫などをたっぷりご紹介します。親子で一緒に、片付け習慣が身につく環境づくりを始めてみましょう!

ランドセルが片付かない3つの原因

お子さまの「片付けたくない」という気持ちだけではなく、「片付けにくい環境」が原因になってしまっているかもしれません。日常生活の中にある、3つの落とし穴を順番にご紹介します。

ランドセルがかなり重い

教科書や荷物をたくさん詰め込んだランドセルは、なんと4kgを超えることも。帰宅後に4kgの荷物を収納場所まで運ぶのだけでも一苦労です。「ちょっと置いておこう」がそのまま習慣になってしまうことも少なくありません。だからこそ、お子さまがランドセルを置きやすい環境を整えることが片付けの第一歩!「はやく片付けなさーい!」の前に、本記事でお子さまの負担を一緒に見直してみましょう。

ランドセルの開け閉めをできるスペースがない

とくに低学年のあいだは、ランドセルの扱いにまだ慣れていない子も多いでしょう。フタ(かぶせ)を開けて、中身を整理する動作までスムーズにできるよう、十分な場所を確保することが大切です。収納場所が狭かったり、ランドセルを広げるためのスペースがないと、片付けづらさを感じるお子さまも多いでしょう。 「開けにくい = 使いにくい」収納は、ついつい敬遠されてしまいます。空間に余裕を持たせることが、毎日の片付けやすさに繋がるといえるでしょう。

普段の生活導線上に置き場がない

ランドセルの置き場が普段の生活で通る場所になければ、日々の動きの中で自然と片付けることが難しくなってしまいます。帰宅してすぐに置ける場所がないと、玄関やリビングの床、ソファの上が仮置き場になってしまいがち。お子さまの行動を観察して、「どのルートを通って、どこで止まるのか」を見極めてみましょう。その流れの中に収納場所を組み込むことが、片付けの習慣化には効果的です。

ランドセルを片付けられるようにする3つの解決策

教室 ランドセル

子どもが自然と片付けたくなる環境づくり

「ついランドセルが重たくて置きっぱなしになってしまう…」そんなあるあるのお悩みを解決するために、まずは片付けたくなる環境をつくることが重要です。たとえば、帰宅動線の途中に置きやすいスペースを設けたり、お子さま自身の力で出し入れできる高さに収納場所を選んだり。ほんの少しの工夫で、「ここに置こう」が自然と身につくようになります。大人の手助けがなくても片付けられることが、子どもの自信や自立心の成長にも繋がっていきます。

年齢に合わせたランドセル管理の教え方

低学年のうちは「一緒にやってみようね」と声かけをしたり、中学年では「どこならしまいやすいかな?」と問いかけてみたり。高学年では「○○するまでに片付ける」と自分でルールを設定してもらうのもいいでしょう。年齢に応じて、手助けから見守りへと関わり方を変えることで、無理なく子どもの自立を促すことができます。なにより、「やったね!」「助かったよ!」の親御さまからの一言が、一番のモチベーションとなるはずです。

シンプルな片付けルールを作る

「学校から帰ったら、ランドセルはこの棚へ」などのシンプルなルールが習慣化への第一歩です。毎日繰り返す行動だからこそ、ルールとしてわかりやすく明確に伝えることが大切です。お家のなかで良く過ごす場所から見える場所に、紙に書いて貼っておくことも効果的◎。決して複雑にせず、わかりやすく、無理のないルールにすることが、お子さまの「やってみよう」という気持ちを後押ししてくれるでしょう。

子どもが使いやすいランドセル置き場の選び方

片付けやすい場所とは、子どもにとって毎日使いやすい場所のこと。身長や動線、収納のしやすさなどの観点から、実用的で長く使えるランドセル置き場を一緒に考えてみましょう。

白色のランドセルを開いて中をのぞく女の子

子どもの身長と動線に合わせた最適な高さ

ランドセルの収納に適した高さは、子どもの身長に大きく左右されます。目安としては、お子さまの腰〜胸の高さが理想です。だいたい「身長 × 0.4」〜「身長 × 0.6」程度の高さとなります。それ以上高い場所だと、重たいランドセルを持ち上げることが億劫になり習慣化は遠のいてしまうでしょう。
さらに、帰宅して「かならず通る場所」への設置も大事なポイント。動線上にあることで、自然とその場所でランドセルを扱う習慣がつきます。成長とともに高さを変えられる可動式ラックや、棚板の位置が調整できる家具を選ぶと、長く使える収納になりますよ。

ランドセルの重さを考慮した置き場所

4kg前後もの重さがあるランドセルは、安定感のある場所に置くようにすると安心です。たとえば滑り止めシートを敷いたり、背面を支えるためのガードを付けたり、ちょっとした工夫で安定性がぐっと高まります。 また、棚板の素材やつくりもポイント。安定性に加え通気性の優れた木製ラックや、ランドセルが棚板にしっかりと接するような構造がオススメです。「ストン」と収まる安心感のおかげで、毎日の片付けをスムーズに、気持ちよく行うことができます。

学用品と一緒に管理できる収納

教科書やノート、筆記用具など、学校に持っていくものを一緒に収納できると朝の準備にも役立ちます。引き出し付きのワゴンタイプや、キャスター付きのカラーボックスがよく使われていて人気な様子。お子さま専用のデスクや本棚と高さを揃えると、統一感も出て◎。上段にランドセル、下段には中の荷物と分けて使うことで、整理整頓の習慣も身につきます。
仕切り付きケースなどを使って曜日ごとに教科書を分けておくと、忘れもの防止にも効果的。子どもが自分の基地のように使える、楽しく管理できる工夫を取り入れてみるといいでしょう。

複数の子どもがいる家庭での個別管理術

小学生のごきょうだいがいるご家庭では、ランドセルの置き場所だけでスペースが圧迫されてごちゃごちゃとしてしまいますよね。
あとは、子どもごとに専用スペースを分ける方法もオススメ。たとえば、お名前シールや好きなキャラクターのシールで目印をつけたり、縦に仕切りをつけた多段ラックで自分だけの場所をつくったりすると、認識・整理がしやすくなります。家族みんなで協力しながら管理できる仕組みをつくることで、自然と片付けも楽しく続けられるでしょう。

ランドセルを膝に乗せてリビングで団らんする兄弟

リビングに設置するランドセル収納アイデア

家族が集まるリビングは、ランドセルの置き場所としても人気のエリア。インテリアとの調和やスペースの使い方を工夫すれば、毎日の準備や片付けもより快適になります。

インテリアに馴染むおしゃれな収納方法

リビングにランドセルを置く場合、見た目のなじみやすさも外せないポイント。木製ラックやナチュラルカラーの収納棚は、北欧風やシンプルモダンなインテリアにも違和感なく溶け込みます。 探してみると、ランドセル収納付きベンチなど、家具としても活用できるアイテムもある様子。デザイン性のあるカゴ編みバスケットを組み合わせれば、ざっくりと片付けたいときも便利です。 色味や素材をお部屋のテイストと揃えることで、“みせる収納”としても楽しめるランドセル収納を見つけることができるでしょう。

狭いスペースを有効活用する壁掛け収納

スペースに余裕がないお部屋では、壁面を活かしてみましょう。フック式の収納は、帰宅後にランドセルを引っ掛けるだけでOK!その手軽さが習慣化への近道です。 しっかりと支えられる耐荷重のあるフックや、石膏ボードでも取り付けやすいシェルフタイプなら、実用性・汎用性も抜群です。帽子や上着も一緒に掛けられるようなハンガー付きのフックや、吊るせる収納商品もよく選ばれています。これなら朝の準備もスムーズにこなせそうですね。

ランドセル フックに掛ける

リビング学習と連動させたランドセル置き場

最近ではリビング学習を推奨する声も広がってきました。保護者の目が届きやすく、安心感があるというのが大きなメリットです。そんな習慣があるご家庭では、勉強スペースの近くにランドセルを置くのがベスト!キッチンやテーブル周りなど、学習道具とランドセルが近くにあることで、勉強と準備の動線が整います。たとえば、学習机の横に棚を置いたり、カウンター下のスペースにランドセルラックを置いたりする方法があります。 「使う場所のすぐ近くにある」という便利さは、お子さまにとっての片付けやすさにもつながります。視界に入りやすい場所にあることで、持ち物確認や忘れもの防止にもばっちりです。

玄関におすすめのランドセル置き場

玄関は、ランドセルを「持って出る」「帰ってすぐに置く」場所としてもっとも理にかなった設置スペースです。限られた空間でもスッキリと使いやすいための収納術をご紹介します。

男の子 玄関

狭い玄関でもスッキリ見える収納テクニック

玄関の収納には、「省スペース」と「見た目のすっきり感」がどちらも大切です。縦に積めるラックや折りたたみ式のカラーボックスなど、使わないときにはしまっておけるアイテムが人気! 靴箱周辺にデッドスペースがあれば、スリムなシェルフやスタンドタイプの収納を当てはめてみましょう。縦の空間を上手に活用することで、狭い玄関でもスッキリとランドセルを置く場所を確保できますよ。 先ほど紹介した壁面収納やマグネットフックも効果的◎。玄関の雰囲気は崩さずに、よりおしゃれに収める工夫が見つかりそうです。

靴や傘と一緒に管理できる便利なシステム

ランドセルを靴や傘とまとめて管理できると、玄関周りがすっきり整います。たとえば靴箱の上にランドセルを置くためのスペースを設けたり、傘立ての備わっている多目的ラックを活用したり。 朝出発する前の支度が一箇所で完結できると、お子さまも準備しやすく、忘れものの心配も少なくなります。家族全員が使いやすい玄関になるよう、導線と収納をセットで見直してみるのはいかがでしょうか?

湿気対策もバッチリ!玄関収納のポイント

外気との出入りが多い玄関収納には、湿気対策が欠かせません。通気性のあるメッシュ棚や、スノコを敷いた収納がぴったりです。もしくは、直接床に置くのではなく、少し浮かせることで通気性を確保することができるでしょう。 シリカゲルや竹炭のような除湿・防臭グッズを棚に入れておくだけで、カビやにおいを防ぐことができます。ランドセルを長くきれいに保つために、収納環境も忘れずチェックするようにしましょうね。

出かける時も帰宅時も使いやすい動線設計

玄関にランドセル収納をつくる際は、「出かけるときに取りやすい」そして「帰ったらすぐ置ける」場所を意識しましょう。靴を履くスペースのすぐ側に設けることで、帰ってランドセルを置いてすぐ遊びに出かける!ときにも放り投げずしまうことができるでしょう。 お子さまの動きに寄り添った配置にすることで、毎日の支度と片付けがスムーズになり、親御さまの気苦労もきっと軽減されるはず。

ランドセル置き場についてのまとめ

通学路でランドセルを背負った2人の男の子

ランドセルのお片付けは、お子さまの成長を後押ししてくれる大切な習慣のひとつです。「置きやすい場所がなかった」「使いにくかった」などの原因を知り、お家の中でのベストな収納環境を整えることで、毎日の支度がもっと快適になります。収納用品の価格や仕様を比較して、お子さまに合ったスタイルを探してみましょう。それぞれのご家庭に合った置き場所を見つけながら、お子さまの自立をやさしくサポートするヒントとなれば幸いです。

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