ランドセルって寄付できる?寄付する方法と注意点について解説

6年間の小学校生活の相棒をつとめてくれたランドセル。
職人が心と魂を込めて作った鞄工房山本のランドセルは「6年間毎日使い終わったあともまだまだ使えそうです。」とお声をいただくこともあります。使い終わったランドセルの活用方法は、リメイクをして手元に残す他に、寄付をしてこれから使ってくれる方に贈る、という選択肢もあります。
この記事では、ランドセルの方法と注意点についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ランドセルって寄付できるの?

あまり知られていないかもしれませんが、国内外たくさんの団体で、使い終わったランドセルの寄付を受け付けています。ランドセルは、教材が不足している地域の子どもたちに届けられ、教科書などを運ぶ重要なツールになることで、学校生活を支えています。ランドセルの寄付をご家庭で考えることで、困っている子どもたちを助けられることができるだけでなく、お子様の国際的な視点を養うこともできるのではないでしょうか?

寄付したランドセルってどうなるの?

寄付したランドセルはアフガニスタンや、フィリピン、タイなどの子どもたちに贈られます。贈られた子どもたちも、学校へ行くときに教材を入れて使います。

「思い出のランドセルギフト」という活動をしているジョイセフによると、ランドセルが贈られる前は、ビニール袋や風呂敷で学校に通っていたというアフガニスタンの子どもたち。ランドセルが贈られたことで、「教材を安心して運べるようになった」「両親が学校へ通うのに賛成してくれた」「自分のモチベーション維持にも繋がった」など、いろいろなプラスの作用があったそうです。そして、小学校卒業後も学業を続けられることができ、今では助産師さんになった方もいらっしゃいます。

また、ランドセルを贈られた子どもたちは、ランドセルを大切に使ったあと、自分の兄弟にお下がりとしてあげたりするそうです。自分の寄付したランドセルがこのように素敵な循環を作っていくと思うと嬉しいですね。

【参考URL】
https://www.joicfp.or.jp/jpn/donate/support/omoide_ransel/(最終閲覧日:2025年1月18日)
https://www.joicfp.or.jp/jpn/2024/12/17/56167/ (最終閲覧日:2025年1月18日)

ランドセル寄付での注意点

ランドセルを寄付する際には、いくつかの注意点があります。

①破損が少なく、まだ使える状態であること
使用に問題があるほどの破損や、寄せ書きなどがある場合などは寄付を受け付けてもらえなかったり、せっかく寄付をしても子どもたちに贈られない場合もあるので注意が必要です。

②寄付を受け付けている団体やプロジェクトの条件を確認し、適切な手続きを踏むこと
上記のようなランドセルの状態に関する注意事項や、団体へ送る際の手順など、団体によって異なる場合があります。大切に使ってきたランドセルがきちんと寄付先の子どもたちの手元に届くように、情報をきちんと確認して寄付をするようにしましょう。

③寄付金と送料
寄付先の団体によって、寄付金や送料が必要な場合があります。事前に確認し、いざ寄付しよう!と思ったときに慌てないようにしましょう。
また、団体によっては、近隣のショッピングモールなどに持ち込んで、寄付することが可能な場合もありますので、合わせて確認してみてくださいね。

ランドセルの寄付方法

ジョイセフに寄付をする

  1. ランドセルの確認・準備をする
    ジョイセフのランドセル寄付受付条件をよく読み、ご自身のランドセルの状態をチェックしましょう。
  2. 海外輸送経費を振り込む
    ジョイセフでは、海外輸送経費として寄付金が必要となります。クレジットカードでの寄付以外に、銀行振込や書き損じハガキでも寄付金の送付ができます。なお、ランドセルの状態が条件を満たさない場合でも、1度入金した寄付金は返金はされませんので、ご注意ください。
  3. ランドセルを指定倉庫に送付
    1,2が完了したら、元払いでジョイセフ指定倉庫に送りましょう!

以下のURLより詳細が確認できますので、寄付前に必ず詳細をチェックしてくださいね!

【ジョイセフ公式サイト】https://www.joicfp.or.jp/jpn/donate/support/omoide_ransel/donation/

ワールドギフトに寄付をする

  1. ランドセルの準備
    ワールドギフトでは、再利用できないものの集荷はできないとしています。ランドセルの状態がよくなく、寄付可能か疑問なときはお問い合わせをしてみてくださいね。
  2. ランドセルの梱包
    発送前に、3. 寄付申込みが必要になるので、梱包を終えてもまだ発送はしないでくださいね!
  3. 物品寄付申し込み
    荷物の準備ができたら、物品の寄付フォームから必要事項を送りましょう。フォーム申込み後、依頼確定メールが届くので、内容に間違いがないか、また注意事項など確認しましょう。
  4. 寄付金の振込
    寄付金のご入金方法は銀行振込のみになります。ご自身での発送の場合は発送日までに、集荷でのご発送の場合は集荷日当日までに着金するよう手配しましょう。
  5. 発送
    4まで完了したら、元払いで発送しましょう!

以下のURLより詳細が確認できますので、寄付前に必ず詳細をチェックしてくださいね!

【ワールドギフト 公式サイト】https://world–gift.com/buppin.html

リボーンプロジェクトに寄付をする

  1. 梱包資材を用意する
    梱包資材がある場合は、ご自身の梱包資材にランドセルを入れます。もし、梱包資材がない場合は専用キットを購入することもできます。リボーンプロジェクトでは、ランドセルを寄付したり、お手紙を同梱することで、一緒にワクチンも寄付することができます。
  2. 梱包する
    ランドセルの他にもお家で使わないものがあったら同梱することができます。寄付できる物品はこちらからご確認ください。また、寄付ができないものもあるので、事前によく確認をしましょう。
    https://www.kataduke-kaitori.com/reborn/#givePresent-section
  3. 発送
    自前の梱包資材の場合は元払いで、専用キットを使う場合は送料は不要となります。

以下のURLより詳細が確認できますので、寄付前に必ず詳細をチェックしてくださいね!

【リボーンプロジェクト公式サイト】https://www.kataduke-kaitori.com/reborn/

JIYUに寄付をする

  1. ランドセルの準備
    ランドセルの他にも、リサイクル品や文房具も一緒に寄付できるそうです。
  2. 寄付金を入金する
    一定額以上を寄付した場合は感謝状をもらえるそうです!
  3. 寄付申込フォームボタンから申込みをして、ランドセルを発送
    詳しい住所は、フォームから申し込みしたあとに表示されますので、そちらの住所にお送りください。

JIYUの特徴は、「想い」を届けるため、手渡しで寄付品を渡しに行くこと。POSTMANと呼ばれる手渡しボランティアの手によって届けてもらうことで、「想い」を届けてもらえるとともに、輸送費の大幅カットもしています。

以下のURLより詳細が確認できますので、寄付前に必ず詳細をチェックしてくださいね!

【JIYU公式サイト】https://www.jiyu-jin.org/stationery

エコトレーディングに寄付をする

  1. 段ボールや袋などに梱包する
    ランドセル以外にも受け付けてくれるものがあるので、他にも寄付できるものがある場合には、取扱品目を確認してくださいね。また、寄付ができないものもあるので、事前によく確認をしましょう。
  2. 送り状を用意する
  3. 発送
    寄付品を送るときには、事前連絡は不要なので、そのまま送ってOK!送料は元払いですので、間違いないように注意してくださいね。

以下のURLより詳細が確認できますので、寄付前に必ず詳細をチェックしてくださいね!

【エコトレーディング公式サイト】https://eco-friendly.site/

国際子供友好協会に寄付をする

  1. ランドセルを梱包する
    ランドセル以外にも寄付をうけつけてくれますので、他にも寄付できそうなものがあればぜひ一緒に送ってみてください。寄付を受け付けてもらえないものもありますので、事前にきちんと確認しましょう。
  2. 発送
    梱包資材は段ボール・袋どちらでも可能です。発送は元払いになりますので、間違いないように注意しましょう。

以下のURLより詳細が確認できますので、寄付前に必ず詳細をチェックしてくださいね!

【国際子供友好協会】http://npo-icfa.org/profile.html

セカンドライフに寄付をする

  1. 申込み
    セカンドライフに申込みをし、申込料金を支払います。サイズによって申し込み料が代わりますので、WEBサイトで確認し、振込の期日を過ぎないように入金してください。
  2. 梱包・発送
    段ボールなどに梱包をしたあと、申込後送られてきた伝票を貼り付けます。送料は申し込み料に含まれていますので、追加の費用は必要ありません。
  3. 到着報告メールを受け取る
    ランドセルがセカンドライフに到着した後、1週間前後で、到着報告メールが届きます。無事にランドセルが届いたら、寄付は完了です。

セカンドライフでは、寄付1箱につき、ワクチンを寄付する活動も行っているそうです。

以下のURLより詳細が確認できますので、寄付前に必ず詳細をチェックしてくださいね!

【セカンドライフ公式サイト】https://www.ehaiki.jp/second/

まとめ

6年間大切に使ってきたランドセルを寄付することで、海外に住む子どもたちを支援でき、ランドセルも新たな場所で活躍できることはとても素敵ですよね。鞄工房山本のランドセルは、6年間使える丈夫なつくりになるよう魂を込めてつくっています。寄付先でも活躍して、喜ばれていると嬉しいです。

「思い入れがあってどうしても手放せない…」という方には、鞄工房山本では、コードバン・牛革のランドセルのリメイクも行っていますので、併せて検討してみてくださいね。

鞄工房山本のリメイクについてはこちらから▼
/c/remake

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