
ランドセル選びの決め手
– このランドセルをどうやって選びましたか?

日向さん:母親が、知人から紹介してもらって鞄工房山本を知りました。奈良まで行って、木造校舎の学校で選んだことを覚えています。

– 2017年の頃は、本店近くの校舎跡地で展示しておりました。遠方までありがとうございます。
日向さん:弟やおばあちゃんも一緒で、楽しかったですね。雑巾掛けレースに参加したことも覚えています。

日向さん:色んなランドセルを背負って選びましたが、第一希望がこれでした(アンティークブロンズ)。

– たくさんの中から選んでいただいたようで。どこがポイントでしたか?
日向さん:はい、かなり時間をかけて選びました。最初から紺がいいなと思って、その中から探していったんですけど、開けたときのチェック柄が特に気に入りました。

日向さん:あと、革の質感が他のメーカーよりずっといいなと思っていて。友達のランドセルを見ても、やっぱりこれがいいなぁって。
教室の後ろにロッカーがあるじゃないですか。そこにいろんなランドセルが並ぶんですけど、自分のランドセルが一番いい。6年間でずいぶん使い込みましたが、今でもお気に入りです。
– 気に入ってもらえて嬉しいです。6年間がすごくランドセルにも現れていると感じます。

日向さん:本当に毎日使ってましたから。うちは小学校から3キロ離れていて、歩いて1時間かかります。高学年になってからは走って30分ですけど(笑)。
雨の日も、雪の日も、がんばって歩いたので、このランドセルは相棒みたいなものです。
– 歩いて1時間ですか!? すごい頑張りましたね!
日向さん:最初は大変だったけど、だんだん平気になってきましたね。これは雪のときの写真です。

日向さん:たくさん歩いたおかげで、かなり鍛えられたと思います。僕は運動が得意じゃないんですが、学校のマラソン大会で10位以内に入りました。
– 本当にすごいです。他にも小学生で思い出に残っていることを教えください。

日向さん:挑戦するのは好きだと思います。パソコンとか、水泳とか頑張ったし。あと、4年生、5年生のときは学級代表をやりました。6年生では委員会にも参加したし。
人前に立つのは嫌いじゃないですね。今は中学校に入ったばかりですが、そのうち生徒会にも参加したいです。
お母さまから見た日向さん

– 日向さんは色んなことにチャレンジされていますが、小さい頃からそうでしたか?
母:元々はすごくおとなしい子でした。保育園の頃とか、ぜんぜん人前に立つタイプじゃなかったですね。
でも、どこかで苦手なことでも挑戦しようって思ったんでしょうね。頑張って人馴れして。目立ちたがり屋じゃないのに立候補したり。本当に成長したなぁ、、、と親から見ても感じます。
– 小学生の頃の印象的だったエピソードを教えてください。

母:普段ケンカも多いんですけど、いつも弟のことを考えていて。3歳下なんですけど、弟が入学した当時は重いからとランドセルを持ってあげたり。ときどき「大丈夫かな」と教室まで様子を伺いに行っていたらしくて。すごくやさしいなぁって思います。
あと、やっぱり行き帰りの登下校を頑張ったなと。送り迎えという選択肢もありましたが、こんな経験も小学校だけだし、やってみようって。でも、心配もあったので低学年の頃は一緒に歩いていきました。雨の日とか、一緒に傘をさして。

大人になって、カッパを着て長く歩くことって普段ないじゃないですか。今となってはすごくいい思い出です。
– 日向さんに伝えたいことはありますか?
母:これからも、気になったことや、やってみたいことを何でも挑戦してほしいです。
– たくさんの素敵なお話をありがとうございました!

鞄工房山本より
取材にお伺いした際、事前にパソコンで用意していただいた資料を元に、ランドセルとの様々な思い出をお話しくださった日向さん。鞄工房山本のランドセルが、日向さんとたくさんの思い出を共有することができたことに、とても感動しました。
きっとこれからも新たな挑戦に向かって、一生懸命に取り組まれることでしょう。日向さんの今後のご活躍を、心より応援しています!
▼ご愛用いただいたランドセル
アンティークブロンズ(後継モデル:ニュー・アンティーク)







