今回のテーマは職業体験イベントでランドセル職人を体験していただきました!(イオンモール鶴見緑地)です。
先日、イオンモール鶴見緑地で行われた職業体験イベント「キッズドリームチャレンジ」。アパレルブランドや製造業など、さまざまな業界の企業が参加して、お子さまたちにさまざまな職業を体験していただける内容でした。
鞄工房山本では、お子さまたちにランドセル職人を体験していただけるブースをご用意。たくさんの方にご参加いただきました。
今回のよみものでは、そのイベントの様子をレポートいたします!
プログラム1.ランドセルができるまでの授業
まずは、ランドセルができるまでの授業を受けていただき、革からランドセルの製品になるまでの工程をご説明しました。
こちらは牛革。牛半分の大きさの革からランドセル作りがスタートします。大きな牛革に皆さん興味津々!
天然皮革ならではの作業ですが、箇所によって異なる硬さの違いや繊維の向き、傷を見極めながらパーツを採る場所を決めていきます。
鞄工房山本では、他のイベントなどの授業でも毎回する大切なお話があります。それは大切な命のお話。
「いつも皆さんが食べているお肉も、農家さんが美味しくなるように育てて加工してくれたおかげでスーパーに並ぶことができます。そして、そのお肉を取った後に残った革を私たちがランドセルとして使っています。
牛のお肉を食べた後にその革を捨ててしまったら、牛の命はそれまでですが、ランドセルにしてみんなに使ってもらうことで、牛の命をよみがえらせることができます。ランドセルや革製品をこれからも大事に使ってくれれば嬉しいです。」
私たちの暮らしの中にあるものは、どこかの誰かが作ってくれたものであり、大切な命を無駄にしてはいけないという話を、お子さま達も真剣な表情で聞いてくださいました。
授業の最後では、実際のランドセル作りの工程の一部をご覧いただきました。
こちらは前ポケットの部分。硬い革を折込み、最後はハンマーでトントントン……!手際の良い手さばきと、ハンマーの音。
この体験を通じて、きっと、ランドセルがどれだけの手間と真心を込めて作られているかを学んでいただけたと思います。
プログラム2.ランドセルの革でキーホルダー作り
授業のあとは、ランドセルを作るときに余った牛革を使ってキーホルダー作りに挑戦!
皆さん、革にハサミを入れながら革の丈夫さを実感された様子。固くて丈夫な革を使うからこそ、6年間安心して使える丈夫なランドセルが出来上がるんですね。
素材を思い思いに切って貼って、オリジナリティーあふれる世界に一つだけのキーホルダーができました。
イベントへご参加くださいました皆さま、ありがとうございました!
今後も、直営店のほか、各地で皆さまにお会いできるイベントを開催したいと思っております。イベントの開催情報は、Webサイトの「よみもの」やInstagramにてお知らせいたします。