前回のニュー・アンティーク誕生ヒストリーに引き続き、今回も鞄工房山本ランドセルの誕生秘話をご紹介。今回のテーマはコスモス誕生ストーリー~たくさんの女の子に選ばれてきた理由~です。
コスモスは2008年に販売を開始して依頼、可憐でさりげない可愛さで、たくさんの女の子たちに愛されてきました。長年の人気モデルになった訳とは?誕生秘話やこだわったポイントをご紹介します。
父と娘の奮闘記
「❝カワイイ❞ランドセルは世間にたくさんあるが、本革製ランドセル職人にしかつくることのできない、女の子のためのランドセルができないものか?」15年前、そんな二代目・山本の想いから誕生したのが、コスモス(旧 フィオーレ・コスモス)です。
目指したものは、学年が上がっても飽きのこない、可愛くて品の良いデザイン。当初はハート、花、四葉のクローバー、リボン、蝶など、いろんな案があがりました。そんな中、候補にあがったのは、毎年秋になると工房近くの藤原宮跡一帯に咲き誇るコスモスの花。これをランドセルに取り入れよう!と山本の奮闘が始まりました。
企画には、当時小学校5年生だった二代目・山本の愛娘も参加。お友達の意見も参考に試行錯誤を繰り返し、ついに❝高学年になっても飽きのこない可愛いランドセル❞が完成します。
いくつもの試作の花。左がボツになった最初の花。タガネを作り、決まりかけていたが、工房内で「花というよりヒトデ」「タコに見える」の言葉に山本が奮闘し、新たに作ったのが右の花。
❝友達からとったアンケート❞四葉のクローバーと花。小学校に入学した時と5年生になった時で好きなのはどっち?
サイドに光るクリスタルガラスでさらに可愛く
2018年より、大マチの両サイドにキラッと輝くクリスタルガラスを追加。女の子たちの心をつかむ新たな要素が加わりました。鞄工房山本のランドセルは、時代と共に変化するお子さまの好みにも寄り添って、進化し続けたいと思っています。
藤原宮跡に広がる一面のコスモス畑
鞄工房山本 奈良本店からすぐ近くの藤原宮跡(橿原市HP)では、毎年秋頃にコスモス300万本が一面に咲き誇ります。
※藤原京とは694年に遷都した日本初の本格的な都です。
春には菜の花と桜、夏には色鮮やかなキバナコスモスと、壮大な敷地で季節毎の花の風景を楽しむことができます。
鞄工房山本へお越しの際は、ぜひ藤原宮跡にも遊びに行ってみてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
「コスモスの誕生ヒストリー」を通じて、鞄工房山本ランドセルの魅力と温かさを再発見していただければ幸いです。
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コスモス